「改悪」「うざい」の声続出!? イノッチの朝のNHK新番組
今回は、『生活ほっとモーニング』の後番組として、4月にスタートしたNHKの朝の情報番組『あさイチ』にツッコませていただきます。
有働由美子アナ、V6の井ノ原快彦が司会を務める同番組は、「NHKらしくない番組」を狙っているのだろうが、今のところ間違えた「くだけ方」ばかりが目に余る状況になっている。
たとえば、離婚特集に、室井佑月と倉田真由美をゲストに迎え、再婚・出産したばかりのくらたまに「前の結婚ではどうでしたか?」と平然と聞いてみたり、『あなたはどうする? トクする離婚ソンする離婚』と、離婚をまるでお買い得情報ぐらいに取り上げる無神経さには、ただただ驚くばかり。
イメージキャラクターのミニブタが不在の日には、「今日は風邪かな? それとも、火山灰で飛行機が飛べなかったのかしら」と、曜日レギュラーの假屋崎省吾が火山灰の影響で海外から帰国できずに欠席となったことに引っ掛け、失礼なジョークを有働アナが飛ばしていた。
また、番組がニュースに切り替わる際には、井ノ原が井上二郎アナに「もう一人のイノッチ~!」などと慣れ慣れしく声をかける場面を見かけるが、深刻なニュースが待っていた場合、どうするつもりなのだろうか。
「朝ドラ明けのアナウンサーの微妙な表情変化」を毎日楽しみにしていた一部ウォッチャーたちにとっても、朝ドラ明けにイノッチ、有働の「いいですね~」などという空々しい感想を聞かされるのは、「余韻をぶち壊される」と酷評されている。
だが、残念さここに極まれり、といった状況が見られたのは『生活ほっとモーニング』の人気企画が移籍した「夢の3シェフ競演」(4月20日放送分)である 。
この企画の良さは、なんといっても和食・中華・イタリアンの一流シェフたちのやり取りに見られる「仲の良さ」「アットホームな雰囲気」にある。異なる各ジャンルの先生たちが、互いのジャンル・腕前に敬意を払いつつも、好奇心むき出しで身を乗り出して見たり、味見したり、その和気あいあいとした雰囲気こそが、固定ファンたちに愛されている理由だった。
にもかかわらず、そんな仲良し3シェフに対し、イノッチが発した言葉……。
「ほんっと~に(3シェフ同士が)よく喋りますよね~」
しかも、これまではカメラを長回しにし、他の2人のシェフが見守るというやりとりを引きの画で映していたのに、『あさイチ』においてはやたらと井ノ原のアップの顔が割り込み、意味もない「へ~」「はいはい」「すごいな~」という言葉ばかりが拾われる。
これにはネット上でも「アットホーム感がなくなってる」「井ノ原がうるさすぎて2シェフのつぶやきがあまり聞こえない」「3シェフの面白さをことごとく潰しやがった」「無駄なカメラアングルがうざいな」といった声が続出しており、「いのっち嫌いじゃなかったのにこの番組で嫌いになっちゃった」という声まで。
また、「NHKらしからぬ演出」として、スタッフの大袈裟な笑い声が入ってくるのにも、「スタッフの笑い声イラネ」「スタッフの笑い声うざいな」という声が見られた。
ことごとく「改悪」と酷評されている『あさイチ』だが、番組自体はもはや後戻りできないものとして、ただ1つ願うこと。それは、なんとか人気企画「夢の3シェフ競演」だけは独立させて、『きょうの料理』の1コーナーにするなど、『あさイチ』から切り離して欲しいということだけです。
(田幸和歌子)
『落合務中嶋貞治孫成順夢の3シェフ競演レシピ (生活実用シリーズ NHK生活ほっとモーニング) (単行本)』
ずっこけトリオ的な?
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