キムタクがオダギリジョーに嫉妬!「僕が本当に演じたい役は……」
「ボクいつも、パイロットとかレーサーとか、今回でいえば社長さんとか、(いろんな役を)演じてるのに、◯◯にだけは近づけないですね。いつまでたってもね……」(3月26日放送『WHAT’S UP SMAP』TOKYO FM)
寂しそうにこう語ったのは、4月クールのフジテレビ系月9ドラマ『月の恋人~Moon Lovers~』(通称”ゲツコイ”)主演が決定しているSMAPの木村拓哉。このドラマで木村は、篠原涼子、リン・チーリン、松田翔太、北川景子ら華々しい共演者とともに10年ぶりの本格ラブストーリーに挑戦する。月9の本領発揮ともいえる内容に加えて、豪華な出演陣。スタート前にして、木村の新たな代表作となりそうな予感に満ちているのだが、実は彼の心にはかねてより愛してやまない”作品”があり、実写があるならばぜひ出演したいと熱望しているのだ。
その”作品”とは、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の大人気マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』。2002年ごろ、構成作家の鈴木おさむ氏からマンガ本をもらったのをきっかけに、ここ8年間加速度的にハマる一方。ことあるごとに作品への愛を語りまくっており、ファンの間では木村=ワンピース好きというのは、もはや周知の事実となりつつある。
そんな彼に、この日衝撃を与えたのが、あるリスナーからのメッセージ。それは……。
「少年ジャンプのうしろに、作者のつぶやきみたいなコーナーがありますよね? そこで、少し前に『ワンピース』の尾田栄一郎先生が、香取慎吾クンの舞台『TALK LIKE SINGING』に、音楽を担当していた小西(康陽)さんとの関係で行ったと書かれていました。拓哉クン、羨ましいだろうなぁと思って書きました」
というもの。これを受けて、実際にジャンプをチェックした木村は、
「裏表紙をめくると、確かにね『小西康陽さんが音楽担当の舞台楽しかった 栄一郎』って書いてありますね」
とポツリ。そして
「慎吾と尾田栄一郎さんが会ったっていうのは事実に違いないですね。でも慎吾からオレ、一切聞いてないです。舞台の公演が無事に終わったって話は聞いたんですけど、『ワンピース』の作者さんに会ったって話は聞いてないですね。分かるでしょ? 今日、なんでこんなにオレが低いのか」
と、実際にいつもよりかなり低いテンションで語った木村。
『ワンピース』好きが高じてこのラジオの公式HPを「WHAT’S 海賊団」と名付け、海賊団を募集&自身をキャプテンと呼ばせている彼にとって、この抜け駆け(?)はかなりショックなものだった様子。
さらに別のリスナーから寄せられた、雑誌「オリコンスタイル」(オリコン)が実施した「『ワンピース』を実写化するなら演じてほしい有名人ランキング」情報で、それぞれのキャラクターの5位までにまったく木村がランクインしてなかったことに触れ……、
「このランキング入っている人たちって、どっかで『ワンピース』好きだって言ってるのかな?(ゾロの1位とサンジの1位両方に選ばれた)オダギリ(ジョー)さん、どっちか譲ってくれないかな。どっちかでいいでしょ? 両方やったら大変だよ」
と、まるでヤキモチを焼く子どものような発言も。さらに、
「俺いねぇもん。全然どこにも。大きく譲ってアラバスタ大国のカルー(※最速の動物・超カルガモ部隊の隊長)でもいいですよね。でもカルーって、誰がやってもわかんないよね。せめて人間がいいなぁ」
とぼやくなど、いろいろな意味で悔しさを滲ませる放送となった。
ちなみに、「オリコンスタイル」でのルフィ1位は香取だったが、7年前、木村本人が語っていた「もしオレの中でワンピースを作っていいなら」のキャスティングではルフィが窪塚洋介、ゾロは反町隆史、ウソップがユースケ・サンタマリア、チョッパーは岡村隆史、そしてサンジが木村……というものだった。当時一番好きだった”海の料理人”サンジを自分に配役するあたり、ちゃっかりしているけれど、そのファン心理が微笑ましい。もちろん、今になれば配役は異なっているかもしれないが、おそらく木村の中では「いつ演出のチャンスが来てもいいように」配役ができているはず(!?)。不可能と言われてきた実写版「ヤマト」が実現するいま、木村演出の実写版「ワンピース」もぜひ見てみたい!
『ONE PIECE 巻57 (ジャンプコミックス) (コミック)』
いえやしない、読んだことないなんて…
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