懲りないテレビ局！　TBS、フジテレビで次々にヤラセ発覚

しいちゃん　あーあ、またやっちゃたわね。

編集M　はぁ～？　エリカ様のハナシっすか？　高城ッチが全世界へ向けて発信した「愛する君へ」ラブレターは、確かにヤバい。

しいちゃん　違うわよ、TBSよ！　11日、朝鮮学校の無償化問題についての記者会見を伝えたニュースで、関西大学教授の李英和氏が、「朝鮮学校の子どもたちのためになることというのは、お金をあげることじゃなくて、学校運営を民主的にして……」と発言したところ、「朝鮮学校の子どもたちのためになることというのは、お金をあげることですから、学校運営を民主的にするべき」というテロップを出したの。

編集M　マジすか（学園）？　そんな間違いが編集Sさんにバレたら、マジ張り手喰らうから！　でもでも、な～んかこれはTBSの陰謀のニオイがするッス。

しいちゃん　そうよね、TBSは以前にも似たようなことがあったからね。2003年に石原慎太郎が「私は日韓合併の歴史を100％正当化するつもりはない」と発言したところ、「100％正当化するつもりだ」というテロップを出したり、06年には、故ヘンリー・ハイド米下院国際関係委員長が、小泉首相（当時）の靖国参拝について「行くべきでないと強くは感じない」という発言したにもかかわらず、「行くべきではないと強く思っている」と誤訳テロップを出したり。いずれもデリケートなニュースでこの決定的なミス。よほど頭が悪いのか、政治的な意味があるのか、どちらかね。

編集M　しいちゃんの言ってること9割わかんねー。けど、靖国のことはデリケートエリアな話だからマズイっしょ。石原は、なんか怒ってたよね。韓国も取り扱い注意系でしょ？　しかし、TBSってあえてデンジャーなことしてないっすか？　言い間違いの域越えて、「ねつ造」って感じでパねぇ！　07年に問題になった『発掘！あるある大事典』（関西テレビ制作、フジテレビ系）のデータねつ造が蘇ってきたー。

しいちゃん　まあ、あそこまでのデタラメはないにしても、テレビ業界では、ちょっとしたヤラセ程度ならよくあることみたいよ。たとえば、同じTBSの13日放送『報道特集NEXT ネトゲ依存からの脱出』では、「1月に父親を亡くし、それをきっかけに仕事探しを始めた」という男性が出てるんだけど、職を探しているシーンのカレンダーは昨年12月。どうも撮影は12月に行われたみたいで、父親が亡くなった話とつじつま辻褄が合わない。

編集M　どいひー。っつか、M的にはたまたま映り込んだカレンダーに気付いた人に驚き。よっぽど集中して画面みてないと気付かないっしょ？

しいちゃん　フジテレビで12日に放送されたドキュメンタリー番組「金曜プレステージ 熱血教師SP第一夜『居場所をください ～愛と涙の密着1000日～』」では、ひきこもり男性が昨年12月に『ひだまりスケッチ☆☆☆』（TBS系）というアニメを見て、感動で心を改めるという話だったんだけど、実はそのアニメが放映されたのは今年1月で、これもつじつまが合わない。ヤラセするにしても初歩的なミスをしすぎ！

編集M　やばい、超アツイ！　メディア全体を使った壮大な間違い探しラビリンスじゃん！　

しいちゃん　テレビ関係者によると、「ドキュメンタリーと称して、実は制作側が台本を書いてそのセリフを言わせたり、編集によって脚色を加えることはよくあること」なんだって。

編集M　へー。普通にしてたらそんなネタになるようなコト起こらないし、そんなもんなんすかね。とりあえず、テレビのドキュメンタリーは事実に基づいたドラマと思って見ていくことにする！

しいちゃん　そうね～。でも視聴者はそれでよくても、出演した人が傷つくこともあるのよ。漫画家・唐沢なをき氏の妻は、なをき氏がNHK-BS『マンガノゲンバ』の取材を受け、ディレクターのイメージに沿った言葉を言わされた、実際にはやっていない「夫婦によるマンガ制作会議」を強要されたとブログで暴露。フジテレビの大家族番組に出演したある家族は、映像が制作側の都合がいいように編集され、事実とまったく異なるストーリーに仕立て上げられて放送されたと告発。芸能人でもないのに、勝手にテレビ局が決めたイメージが全国に流れちゃうんだから、そりゃたまったものじゃないわ。

編集M　ガッペムカつく！　決めた！　アタシ、頼まれたって絶対テレビなんかに出ねぇ！

しいちゃん　Mてば、いつ頼まれたことがあるのよ。私はいつでも出るわよ。関係者サン、出演依頼お待ちしてま～す！