コラム
"噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第18回】

罪悪感に似た恐怖から? 鈴木保奈美が夫の合コン会場に乗り込んだ!

2010/03/02 21:00
「週刊女性」3月16日号

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の”欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

第18回(2/25~3/2発売号より)

 バンクーバー五輪が終わった。注目の浅田真央ちゃんは銀メダルに終わり、日本の金メダルはナシ。ま、そんなもんだろうが、今週の「女性自身」と「週刊女性」の表紙には真央ちゃんが。記事にも選手たちの秘話がてんこ盛りです。

 その五輪も終盤に差し掛かった頃、「日本に3mの大津波襲来!」の仰天ニュースが舞い込んだ。NHKは五輪をすっ飛ばして、終日津波情報を流したが、なかなか津波は来ない。1m超の津波が観測された時、NHKのアナウンサーはホッとしてたように見えた。その気持ち、よーく分かります。


1位「石橋貴明 美女合コンに保奈美がガサ入れ! 怪しい…レシート見せなさい」(「週刊女性」3月16日号)
2位「夏川結衣 破局後復縁 語る語る『だって年下男は…』(「女性セブン」3月11日号)
3位「大沢たかお 24年ぶりに復活した 違いがわかる男が人生論をアツ~ク告白」(「週刊女性」3月16日号)

 五輪は食傷気味なので、芸能ネタが新鮮に見える今日この頃。女性週刊誌の不気味な底力を見せたのが1位と2位の記事だ。

 まずはとんねるずの石橋貴明。芸能界きっての女性好きとも言われる石橋が、打ち上げと称して合コンを開いた。総勢30人のうち、半数は若い女性だったとか。大いに盛り上がっているところに一本の電話が。「怪しい」という女の勘が働いた妻の鈴木保奈美からで、実際に30分後には店に乗り込んできたという。

 気を利かせた石橋の相方・木梨憲武が女性陣を連れてすぐさま撤収。間一髪で難を逃れたが、保奈美はその後もレシートをチェックし、メニューにないワインの存在を追求したらしい。保奈美は芸能界でも気の強さで知られた女優だった。表向きは夫の仕事の場である”打ち上げ”に、呼ばれてもいないのに乗り込むとはすごい。 

 1998年の二人の結婚は、石橋が前妻と離婚したタイミングから、”デキちゃった略奪婚”の疑いが濃厚なものだった。不倫~略奪した経験を持つ女性は、同じことをされるのでは、と恐れる傾向にあるらしいしね。石橋のことだから、これまでにも散々”怪しい”ことを繰り返してきただろうし。

 この記事は、”合コン乗り込み事件”の一部始終があまりに詳細に書かれている。当然、参加者の中にタレこんだ関係者がいたってこと。木梨のファインプレーもおじゃん、石橋の必死の言い訳も無に返したということだ。保奈美を言いくるめたはずの石橋だったが、今頃きっと「週刊女性」を保奈美の目に触れさせないように必死になっている姿が想像される。
 
  石橋記事が「参加者タレ込み」なら、次は「盗み聞き」記事だ。

 昨年末、チュートリアル・徳井義実と破局したと見られていた女優の夏川結衣。その彼女が都内のレストランで女友達と飲んでいた。会話は”前彼”徳井のこと、ではなく徳井とはすぐに復縁し、その相談&のろけ話だった。

「(復縁してからの方が)結構ラクでいい関係かも」
「(徳井といると)やっぱりいちばん居心地がいいんだもん」
「一緒にいたくて弁当作っちゃうし」

 早いペースでワインを飲み、飲むごとに呂律が回らなくなり、声もでかくなっていったそう。周りの客にもマル聞こえ状態でも、ノンストップで語りまくる夏川。会話の内容が石橋記事同様に詳細なのだから、記者だか客かが近くの席で録音していたと推測される。

 今は携帯電話でも録音できるし、写メもある。一般人も即席芸能記者になれる時代だ。だからこそ、面白い記事が出来上がるってことだけどね。こうしたプライベートな時間には、その人の素顔が現れる。この記事で夏川がいかに”男前”で”かわいい”女か、ということが分かった。

 次は巻頭モノクログラビアに登場した大沢たかお。

 「違いがわかる男」”ネスカフェCMシリーズ”に24年ぶりに抜擢された大沢の、”CM宣伝グラビア”という体裁。だが、その写真を見て「うん?」。なんだか顔がやつれている、というか崩れた印象なのだ。

 私は熱狂的とは言えないが、少々の大沢ファン。シンガー・ソングライターの広瀬香美と離婚した時は、結構うれしかった。あまり美人とはいえない(失礼)広瀬と結婚した際は「何か裏があるはず」などと偽装結婚説さえ唱えていた私だったが、(広瀬を選んだ大沢が)離婚した、じゃあ私にももしかしたらチャンスが! なんて妄想した。私だけでなく、多くの女性ファンがそうした期待を抱いたはずだ(私の周囲でも同意見が続出した)。

 そんなナイスガイの大沢様も40歳を超え容姿に衰えが!? と心配したが、今週発売の「女性自身」を見て納得した。そこには映画『桜田門外ノ変』に主演する、ちょんまげ姿の大沢様が。まげ姿だから、頭のてっぺんはツルッパゲ。相変わらずのイケメンだ。もう一度「週刊女性」の写真を見直す。以前より明らかに額部分が広くなっている。いや、断じて違う。大沢様の髪が薄くなったんじゃない。時代劇ものが続いたから、前髪が引っ張られただけ。きっとそうだ。 

 こんなことを考えてしまったのは、前妻・広瀬のせいだ。離婚後しばらく姿を見なかった広瀬が少し前にテレビ番組に出演していた。すっごく綺麗になっていた。こっちはかなり怪しいと思う。

『東京ラブストーリー』DVD BOX

「セックスしよっ」って言われちゃあ、かなわんもんね


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最終更新:2011/03/13 16:47
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