「婦人公論」で露呈! 三田佳子の次男はまだ小遣いをもらっていた!
いや~深い! 深すぎて濃すぎて、長編ルポルタージュを1冊読むような充実感が味わえる「婦人公論」が満を持して女性誌レビューに初登場です。こちらの読者対象年齢は40代以上。著名人から一般人まで、硬軟入り乱れての赤裸々白書が満載です。ヤングなファッション誌にありがちな、当たり障りないインタビュー記事にうんざりしている方はぜひ「婦人公論」を読んでみてください。人生の深淵を垣間見れることうけあいです!
<トピック>
◎老いて倒れない体は40代のケアが作る
◎三田佳子 女はいくつになっても、試練に磨かれる
◎もめる、こじれる遺産相続
■68歳の大女優のダメ母っぷりがまた露呈
表紙は三田佳子。次男・高橋祐也の3度にわたる覚せい剤逮捕により、ダメ母の烙印を押されて久しい彼女ですが、美貌は相変わらず。今年69歳になるようにはとても見えません。どアップで見ても、シワはあるけど自然に美しい。手を入れすぎてヘンに肌がつっぱってる女優も少なくない中、この自然美は貴重です。公開中の映画『人間失格』では「生田斗真さんと”同衾”するシーンがあります」なんてうらやましい話も語られ、大女優としてなおも現役、充実した仕事ぶりが伺えます。しかし、家庭の話になると案の定ダメ母っぷりが露に……。
「次男の場合、祖母がコツコツ貯めて孫のために残してくれたものがあるので、いまはそこから毎月決まった額だけ生活費を引き出して、その範囲内で生活しています」
ああ、30歳にもなった息子にまだそんなことを……。次男が高校生のとき、小遣いを月50万円渡していたというバカ親エピソードが思い出されます。あのとき相当バッシングを受けたというのに、懲りないお方です。せめてそんなに正直に語らなければいいものを。
しかもその次男くん、就職活動をするどころか、今年、大学入試センター試験を受けにいったそうです。三田佳子曰く「どのくらいできるか試したかったんでしょうね」。なんだそりゃ。でもって、2月に結婚したそうです。「いったいどこまで甘やかすのか!」と世間から非難を浴びること必至の報告ですが、ちっとも恥じたり心配したりするふうでなく、むしろ幸せいっぱいに語られていて、さすが大女優はスケールが違うなあと感心しました。
■マッチさんが若手芸能人の奔放さに苦言を呈す
デビュー30周年を迎えた近藤真彦のインタビューも掲載されています。
「いい仕事をしている後輩は、みんなお行儀がよいですよ。最近、脚光を浴びている嵐がその例ですね。問題はお行儀が悪い……、つまり誰の言うことも聞かなくなってしまうケースで。<中略>修正がきかないと、ひと花ふた花くらい咲かせても崩れて散ってしまう」
「最近ちょっと思うのは、今の若いアイドルたちって自由すぎるんじゃないかなって。僕らがデビューした頃は、プライベートの自由なんてありませんでした。デビュー当時の僕は事務所の寮に住んでいて、<中略>基本的には事務所の管理下にあって、私生活の行動も制限されていました」
と、かつてのやんちゃアイドル・マッチさんが嵐を褒めて、一部のやんちゃな後輩に苦言を呈しています。お行儀が悪い後輩って誰のことかしら? 確かに、今のジャニーズアイドルはかなり奔放。あんな姿やこんな姿の写真が流出するなんて、マッチの時代じゃ考えられませんでした(トシちゃんの全裸写真が流出した事件はありましたけどね……笑)。
マッチのデビュー当時、ジャニーさんは50歳手前。まだまだ”現役”だったでしょうから、寮暮らしでは”いろんな苦労”があったはず。ジャニーズの歴史を深読みすると、感慨深いものがあります。
■性の問題はやっぱり「婦人公論」におまかせ!
ノンフィクションライター亀山早苗氏の連載「渇望」第15話は、51歳でデリヘルをしている女性のドキュメント。平凡な主婦がいかにして風俗業界に足を踏み入れたか。その様子が克明に描かれています。こうした性に関するストレートなルポや告白が読めるのも「婦人公論」ならでは。しかも若い子向けのSEX白書と違って、年齢や家庭問題、身体的な悩みなど足かせが多い分、生と性が絡み合う奥深いものとなっています。
ほかに岩崎宏美がバセドウ病治療について語ったり、故・中尊寺ゆつこの母が遺産相続のトラブルを語ったり、江原啓之が「不幸になる人」をエラそうに語ったり、読者投稿欄に75歳の恋バナが載っていたりと読みごたえたっぷり! しかも刺激的! 中学生のころ、こっそり「ポップティーン」(当時は今と違ってセックスや人生相談の雑誌だった)をのぞいていたときのドキドキ感を思い出しました。毎号欠かさず読んでいたら、相当な耳年増になりそうです。
(亀井百合子)
女はいつだって業を背負って生きてます
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