コラム
今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

YOSHIKIの本質が現れた、横綱・白鵬の結婚披露宴

2010/02/26 19:30
YOSHIKI公式HPより

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎スタアはつらいよね~
 横綱・白鵬の結婚披露宴。「ここでサプライズゲストの登場です!!」という仰々しいアナウンスに、誰もが「すわ、朝青龍か?!」と思った瞬間、登場したのはX-JAPANのYOSHIKI。確かにビッグゲストかもしれないけどさ、何となくテンション↓。ヘタか。そのあと新郎新婦に一曲プレゼントする際、二人に向かってお祝いのメッセージ言ってたんだが、名前呼び掛けておめでとうございますと言うくらいの短いものなのに、メモと首っ引き。新婦の名前すらメモ見ながらじゃないと言えない状態なんである。全っ然新郎新婦と仲良さそうに見えない。ヘタか。またそのメモが何かヨレヨレのぐじぐじ。何かYOSHIKIって、ギリギリのカツカツのところで頑張ってYOSHIKIやってるんだろうな。しみじみ。

◎で、NHKはどうなの?
 藤田まこと逝去。一世を風靡した『てなもんや三度笠』(TBS系)で共演した白木みのるの声を真っ先に拾いに行ったのは『ミヤネ屋』(日本テレビ系)だった。さすが関西ローカルの決断力。そこに続いて、東京キー局もそーっと声だけ取り上げてたけど。白木みのる御歳75。年齢を思わせない相変わらずのエンジェルボイス。元気そうでなによりだ。それにしても、藤田まことに対する「すごく大きな友人でした」というひと言はなかなか重みがあったと思う。白木みのるが普通にテレビに出て来て、お悔やみを述べられる世の中に戻らないかなぁ。

◎もしくは沢口靖子を派遣するか
 親しい人間だけ集めて謝罪会見を行ったタイガー・ウッズ。アメリカの有名人って、大金かけて専属のアドバイザー雇ったりして、すごくマスコミ対策に気を使うって聞いたけど、だったらなんであんなダメ会見開いたのかな。記者はシャットアウト、質疑応答一切受け付けず。ママや親しいお友達だけ集めた、あんなリッツパーティみたいな会見開くくらいなら、一人で出た方がまだマシだろうに。肝心の嫁もいなかったし。後ろにカイヤみたいに仁王立ちしててくれたら、日本人は無条件で許したのにな。ま、この感じわかるの日本人だけだけど。でも「浮気謝罪会見に鬼の形相の妻同席」ってのは、最もいい禊になると思うのだが。タイガーの担当アドバイザーに、誰かあの例の会見のビデオ送ってあげればよかったのに。「これがベストな成功例です」つって。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。

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最終更新:2019/05/22 19:52
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