説得力なし? ヴィクトリア・ベッカムが激痩せモデル問題に言及
ニューヨークで2月10日~18日に開催されている「NYファッション・ウィーク」で、2010/11年秋冬新作コレクションを発表したばかりのヴィクトリア・ベッカムが、ファッション界で活躍する痩せ過ぎモデルを批判する発言をし、話題を呼んでいる。
現地時間17日に、米人気トーク番組『The View』のゲスト司会者として招かれたヴィクトリアは、ウーピー・ゴールドバーグから「サイズ4になってから、仕事が激減したというモデルの告白が話題になったけれど、ファッション業界は何も変わってないじゃない」と話を振られ、業界もこの手の問題に対して真剣に取り組んでいると強く主張。アメリカ・ファッション協議会(Council of Fashion Designers of America)は「デザイナー、スタイリスト、キャスティング事務所に対して、低年齢の激痩せモデルと仕事をしないよう、呼びかけている」「健康的なサイズのモデルたちを採用するよう、強く働きかけている」「デザイナーたちも、耳を傾けている」と熱弁した。
ヴィクトリアは以前から痩せ過ぎモデルに批判的であり、3年前にも自身のブランドから激痩せモデルを追放すると宣言。「ガリガリが美しい」という危険なイメージを崩すため、健康的な体型なモデルのみを採用するとし、14日にニューヨーク5番街で披露した10/11年秋冬新作コレクションでも、比較的に肉付きの良いモデルを使っている。
なお、10/11年秋冬新作コレクションでは、ヴィクトリア自身がアカデミー賞授賞式で着用する予定のドレスを含む26着がお披露目され、高い評価を得ていた。
ヴィクトリアは、「どんなサイズの女性でも似合う」をコンセプトとしたドレスを手掛けており、先月末に開催されたグラミー賞授賞式でもプラスサイズのジェニファー・ハドソンが着用。ジェニファーは女性らしい体型が際立つ黒のドレスを見事に着こなしており、好評であった。
激痩せモデルを批判するわりには、自身も摂食障害ではないかと噂されるほど痩せているヴィクトリア。このことについては、ストイックな食事と運動で体型を維持していると語っており、『The View』でも「生まれつき痩せているモデルも多いことも事実。痩せ過ぎだから、太り過ぎだから、と闇雲に差別するのは良くないわ」とコメント。ウーピーらから「大体、痩せ過ぎって目安はなんなのよ」「どこから健康的なサイズなわけ」と詰め寄られ、たじろぐ場面もあった。
果たして、ヴィクトリアはファッション業界にはびこる激痩せモデル偏重を改善することができるのか、活躍に注目したい。
ただ痩せてるより、保ってる方が大変
【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでます】
・ヴィクトリア・ベッカム、実は”デザインしてない”疑惑浮上
・ビクトリア・ベッカムを抑えた、整形セレブ・ワースト1は?
・『ゴシップガール』のブレイク・ライヴリー、プレイボーイでヌードに!?