ファンクラブ限定ライブのチケットが売れない! Perfumeの正念場
3作連続のオリコン1位となったPerfumeのDVD『直角二等辺三角形TOUR』にも収録されている、昨年の横浜アリーナ4DAYSライブ。「チケットソールドアウト」とアナウンスされていたが、実際の公演ではチケットの複数枚購入者により空席が目立っていた。そして、3月から全国10カ所で行われる春ツアーは、ファンクラブ限定のライブハウス巡りとなった今回。会場が小さくなった分、チケットの争
奪戦が予想されたが……。
1月、チケットの予約受付終了日、唐突に受付期間の延長がアナウンスされた。「サーバー障害で公式サイトへアクセスできなかったため」とのことだが、サイトでの駆け込み入会が殺到したのだろうか?
延長された受付終了日、再度期間が延ばされた。前回同様、理由は「公式サイトへアクセスできないため」。ちなみにチケット予約自体は、公式サイトで行っているわけではない。サーバーダウンを理由に受付が延ばされている間も、予約センターへはすんなりアクセスでき、手続きも問題なく行えた。にもかかわらず、 2度も期間を延長するとはいささか妙な話だ。
受付延長の背景は、数日後に判明した。チケットの2次予約が発表されたのだ。プレミア化が予想されていた東京や横浜公演を含め、全会場で追加予約を実施。いくつかの会場では、「◎」印付きで「余裕あり」とも。つまりは、期間中にチケットがさばききれず、「サーバー障害」を言い訳に2度も受付を延長し、それでも残ったため2次予約まで行ったということだろうか。その件について所属事務所に問い合わせると、
「2次予約は当初から設けられていました。1次予約で購入できなかった方のために、キャンセル扱いチケットを充当するスタンバイをしていました。1次予約の期間が伸びた理由は、公式サイトのサーバーがダウンしたため、サイトでツアー情報を得ようとしたファンの方に対する配慮です」(所属事務所)
空席の目立ったアリーナツアー後のライブハウスツアーゆえ、「大会場で埋まらなかったから、規模を縮小した」とも揶揄されているが、これに対しては「よりファンと距離の近いところでやりたいという意図から」(前同)とのこと。
「今回のツアーでは転売目的の購入を防ぐため、『1人1枚』『当日に本人確認』『譲渡不可』など厳しい制限を設けています。結果的には、これもチケット余りに繋がりましたね」(業界関係者)
熱烈なファンに支えられてきたPerfumeだが、全国的なブレイク後には、「チケットがあれば行ってみたい」程度のライトファンも、コンサート会場の多くを占めるようになった。「ファンクラブ会員、お1人様限定」は、これらの層を完全に切り捨てるアプローチだ。さらに、ファンクラブ会員でも、友人知人を誘えないことを理由に、観覧を見送った人は少なくないはず。
大規模な会場を4日間押さえて空席多数。今度は、間口を狭くしてチケットが余剰。販売方法を巡るPerfume苦悩はしばらく続きそうだ。
需要と供給のバランスは難しい
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