誰がキムタク邸の内部を……怖すぎる「週刊女性」の記事
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の”欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
第12回(1/14~1/19発売号より)
1位「最強パワーをもらった! セドナへGO!」ほか「女性セブン」(1月28日号)
2位「YOSHIKI『庭の温水プールで毎日、リハビリに励んでいたよーー』」「女性自身」(2月2日号)
3位「スクープキャッチ 拓哉 静香夫妻 10億円”ヤマト豪邸”に水島ヒロ夫妻をご招待」「週刊女性」(2月2日号)
前号で安室奈美恵とロンブー淳の婚前旅行をスクープした「セブン」。完璧ともいえる追尾で芸能記者からも”脱帽”と評価が高かった。
だが、その後、怖~い芸能関係者の、これまた見事な奔走で他マスコミもトーンダウン。最初はにやけ顔で交際を宣言していた淳も、ちょっとビビリ顔になってトーンダウンしている。
それでもって前回も少し紹介した「セブン」の追尾情報も流れてきた。今回のスクープ取材経費はざっと300万円なり!! 記者、カメラマンの飛行機代に加え、日本人だと二人に気づかれる恐れのあったため、現地のパパラッチ記者を複数雇ったのだとか。さらにネタ元への謝礼などなど。
だが、前回もお伝えしたように期待したほどこの号は売れなかった。「久々のビッグスクープで経費も300万円も使った。だから少しでもモトを取りたい」。そんな編集部の思惑たっぷりなのが今回の号だ。
なにしろ、巻頭カラーグラビアで二人の追尾写真(2頁)掲載、次のモノクログラビアではセドナのパワースポット5箇所や、ショップ、レストランを紹介(4頁)、さらにさらに特集頁でも「安室(はあと)ロンブー淳 『熱愛宣言を格付けする!』」なんて企画(3頁)を敢行。他にも「安室 ロンブー淳『奈美恵のために』100万円部屋に引っ越し」なる情報(半頁)を掲載しているのだ。あわせて9,5頁なり。
しかし『セブン』といえば大手出版社の小学館が発行している雑誌だ。少し前だったら、300万円の経費くらいどうってことなかったと思うんだけどね。嗚呼、出版不況!!
追記 よく見たら巻末の山田美穂子さんの連載頁(2頁)も安室&淳ネタだった。ということで、しめて11,5頁も使ってた。
さて次は”存在するのに”伝説のバンドといわれるX JAPANのYOSHIKIの独占告白記事だ。内容は、激しいパフォーマンスから痛めた頚椎のリハビリ、再結成への想い、幼いころの話、ボーカルのTOSHIとの関係などを語ったもの。
だがこの記事が発売される前日、事態は衝撃的なものに。TOSHIが、かつて傾倒していた自己啓発セミナー団体「ホームオブハート」との決別を宣言し、同時にギャラの不払い、億単位の借金、自己破産、離婚調停といったドロドロの人生を告白、セミナーの広告塔になっていたことを謝罪したのだ。
1997年のX JAPANからのTOSHI脱退・解散は、この評判の良くないセミナーにTOSHIが傾倒したことに端を発していた。児童虐待問題が取りざたされ、複数の損害賠償訴訟も起こされている。「TOSHIは香夫人とは仮面夫婦で、夫人はセミナー主宰者のMASAYAと生活していることを明かしています。今後、芸能マスコミはこの点に注目して突っ込んでいくでしょう」(芸能記者)
しばらくは騒動が続くだろうが、このタイミングでYOSHIKIにインタビューした「女性自身」は一応偉い。とはいっても、記事では今回の問題は一切触れられていない。このインタビューが行われたのは1月10日、その4日前の6日に、TOSHIがロスを訪れて、YOSHIKIに相談していたというのだから、事態をキャッチできなかったのか、それとも隠し玉を用意しているのか。今後に要注目だ。
次はキムタクネタ。でも読み進めていくうちに怖くなった。
1月7日、木村拓哉・工藤静香夫妻の大豪邸に、水嶋ヒロと絢香夫妻がご招待された。彼らはキムタク夫妻に新年の挨拶をして、子供たちとも面談したらしい。しかし、そのディテールが妙に詳しいのだ。
「(邸内は)吹き抜けからは自然光がふんだんに差し込む設計で、子供たちの部屋を明るく照らす」
「豪邸内をひととおり案内した拓哉。そして静香と絢香が主婦トークに花を咲かせている間に、彼がごく親しい友人だけに見せるという、秘密の部屋に水嶋をこっそり案内した」
「(子供たちは)”ヒロくんだ!”ってビックリされたみたい」
その他、いろいろ趣向を凝らしてボカシてはいるが、コメントする「木村家の知人」は、まるでその場にいたかのような印象さえ持つものだ。こやつは一体誰なのか? キムタク・静香夫妻がこんな詳しく第三者に話すはずは、たぶんない。とすると……怖い。
これまた謎
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