赤西仁主演映画『BANDAGE』の北乃きいは、ジャニヲタ的立ち位置?
KAT-TUN・赤西仁の初主演映画として、公開前から超話題の『BANDAGE』。空前の「バンドブーム」が吹き荒れていた1990年代を舞台に、ごくごくフツーの女子校生・アサコが、人気バンド「LANDS」とお近づきになって引っかき回すという、パッと見、少女マンガ的な夢物語です。
オシャレ男女が好きそうな「脚本・岩井俊二×監督・音楽小林武史」タッグによる制作だけど、なぜ仁を起用? と、疑問に思う人も多いことでしょう。オフィシャルサイトには、「KAT-TUNとしての赤西仁の活動を目にしてきた2人には、個人としての赤西仁の可能性―新たな役者としてのポテンシャルが、気になっていた」とあります。一体、仁の何を観て可能性を感じたのでしょうか。『有閑倶楽部』(日本テレビ系)? ともあれ、『リリィ・シュシュのすべて』(01年)でイッチーこと市原隼人クンの”ポテンシャル”を既に見出していた彼らなら、きっと仁のコトも美味しく料理してくれるハズ!
そんな期待を込めて試写会に参戦してきました。ところが、観終わってみると、なんだか釈然としない気持ちに……。本当に主役は仁だったのかしら? どう見ても、「処女ビッチ感」満載の”北乃きいちゃん万歳映画”に思えてなりません!! そこで、いかに彼女がフラフラした「処女ビッチ」だったか、ポイントをまとめてみました!
1.ヤラカシ疑惑
冒頭のライブ終了後、親友と共に楽屋に侵入するアサコ(北乃きい)。なんだか、この行動ってジャニヲタに近いような……ひょっとしてヤラカシ? 当初は、「天才的な音楽センスを持つ」ギターのユキヤ(高良健吾)に惹かれていたという設定なのに、見るからにチャラチャラしているボーカリスト・ナツ(赤西仁)に気に入られてしまうアサコ。まんざらでもなさそう。……映画開始数分間で、アサコにビッチフラグ。
2.偽処女疑惑
飲み会の後、ナツが自宅にアサコを連れ込み押し倒すも、処女ぶるアサコはこれを拒絶。仕方なくナツは、自分の車でアサコを神奈川県の自宅まで送り(明らかに飲酒運転)、翌日にまた会う約束を交わす。だけど本物の処女なら、自分を押し倒すような年上のオトコの車なんて、フツー怖くて乗れないと思うんだけど。処女ビッチ疑惑に一層拍車がかかります。
3.色恋営業疑惑
「LANDS」の女性マネジャー・ユカリ(伊藤歩)がオタフク風邪にかかったことをきっかけに、アサコはマネジャーの代理として奔走することに。たかがイチ女子校生に、人気バンドのマネジメントが務まるわけないじゃろが!! 別の社員にやらせるべきところを、アサコに一任するユカリも社会人として失格でしょう。そもそもレコード会社も所属事務所も、こんなヤラカシ女子校生がバンドメンバーの周りをウロついてるのを放置している、というのも夢物語だからこそ。でもすべては「ナツのオキニだから」で許されているようです。仁はこんな風にヤラカシをはべらせたりしないよね?
4.ヤリマン疑惑
当初から惹かれていた、ギター担当のユキヤとバイクに2人乗りして海へ行くアサコ。朝の浜辺で2人はキス。あんなにナツに好き好きアピールされても、煮え切らない態度を取っていた理由は、こういうことだったのね~。ってアサコ、絶対処女じゃないわよこの情熱キッスは! ところがキス直後、ユキヤに「お前がいると、ナツが情緒不安定になって迷惑。これ以上LANDSの周りをウロチョロするな」と冷たく言われて大ショック。で、結局アサコはナツじゃなくてユキヤに惚れてたってこと?
いかがでしょうか。正直、仁の映画というよりも、仁とLANDSメンバーのお仕事を精一杯邪魔する女子校生の映画です。イチファンにすぎないアサコにとって都合がいいように進むストーリー。もしや、仁を主演にした、ジャニヲタ妄想映画なのかもしれません。さすが、岩井&小林コンビ。マーケティングに関しては、「さすが!」の一言です。これを見たジャニヲタは、「いつか私も仁と……」と目をハートマークにして、一層追っかけに力をいれるでしょう。まさに、オリキ生産映画といっても過言ではありません。
最終的には、バンド内の関係性がボロボロに崩れて、仁はアル中ばりにウィスキーを直ビンで飲むようなダメ男に。仁のラリってる様が、演技に見えなくて心配! ただ、仁は常にVネックTシャツ着用なので、あの美しく色っぽい鎖骨が存分に拝めることが唯一の救いでしょうか。マイクに唇をくっつけて舐めるように歌唱するライブシーンも必見です。
(篠田ロック)
作品概要
『BANDAGE』
監督:小林武史
脚本:岩井俊二
出演:赤西仁(KAT-TUN)、北乃きい、高良健吾 ほか
公開:2010年1月16日公開予定
劇場:渋谷HUMAXシネマ ほか全国順次ロードショー
(ストーリー)
親友に「LANDS」というバンドの音楽を紹介されたアサコ(北乃きい)は、その音楽性に興味を持ち、LANDSのライブを観に行くことに。そして、ひょんなことからLANDSのマネジャーとして働くことになるのだが……。
妄想のキッカケがザックザク
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