「女性セブン」が疑惑の女・野口美佳をインタビューできた理由は……
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の”欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
第9回(12/10~12/15発売号より)
忘年会シーズンだ。しかしここ数年、出版界では不況の余波から派手な忘年会が減った。女性週刊誌業界も例外ではない。
中でも経営悪化が囁かれる光文社の「女性自身」の忘年会は社内食堂! 以前は椿山荘だったのに(涙)。
1位 「独占スクープ 押尾学容疑者 あの部屋を貸したピーチジョン野口美佳社長 全告白120分」(「女性セブン」12月24日号)
2位「母親直撃30分! 草なぎ剛 その後の『飲酒』と慎吾に預けた『放蕩財布』」(「週刊女性」1月1日号)
3位「石田純一 東尾理子 本音ツーショット初対談120分」」(「女性自身」12月29日号)
なんだか各誌とも「○分」が揃い踏み。その中でもびっくり仰天なのが、1位のPJ野口社長のインタビューだ。
野口社長は、押尾事件のあった六本木ヒルズの部屋を押尾に貸していた張本人。最近でも事件で休止していたブログを再開した途端、「被害者ヅラしやがって」などと書き込みが殺到、”炎上”したばかりだ。その野口社長が事件後初めてインタビューを受けた。「女性セブン」で。
「セブン」の元編集長で現発行人の森万紀子女史は芸能界に深いパイプがあることで知られる。それでもって、押尾事件が起きた時「押尾の批判はいいけど、野口社長には触るな」という密令が出たのだとか。理由は「森女史と野口社長が仲良し」だから。わかりやすい!
そんな関係から、野口社長が初めて沈黙を破ったのが仲良しの「セブン」というのもまたまた、わかりやすい。従って、その内容は野口社長の言い分(言い訳?)を全面に押し出したもの。当然です。
「信頼していた人に裏切られた」
「事実とは違う報道が次から次へと出てくる」
「いま思えば、彼(押尾)はきっと私の前ではいい子の仮面をかぶっていたのでしょうが」
「改めて、彼にだまされてしまった自分のふがいなさを悔やんでいます」
だってさ。他にも仕事や押尾との関係などがつづられているが、目新しい事実は特にない。ひとつだけよかったのは、野口社長の立身出世やパートナーなどの私生活の概要がわかったことかな。
最近好調の「週刊女性」だが、今週も目を引くジャニーズ・トップ特集。なに!? 草なぎ剛はまた酒飲んでるのか?
いやいや、飲んでないらしいんですね。記事によると、禁酒を続けられる影には、唯一の親友といわれる香取慎吾の友情物語があったのだとか。金があると浪費したり酒を飲んでしまうと心配した慎吾くんが、剛のお金を管理してあげているそうだ。
意外だが、草なぎくんは宵越の金は持たない無頼なタイプらしい。それで慎吾が通帳を管理して、必要な時に応じて剛に渡しているんだって。偉いなぁ慎吾くん。
その事実を、なぜか草なぎ母に直撃している。意味ないと思うんだけど。結果は「いやぁ、初めて知りましたよ」とあっさり。しかも記事は20行足らずの剛母のコメントしか載っていない。30分もお母さんと他に何を話をしていたのでしょう。それが是非知りたいです。
3位の「女性自身」ですが、この石田・東尾対談を見て、「週刊女性」はどう思ったのだろうか。なぜって、石田純一は「自身」ではなく、「週女」で対談連載を持っているから。
そんな「週女」を差し置き、ビッグカップルがライバル誌に登場! しかも「自身」は”初”対談と高らかに宣言している。喧嘩を売ってるのか「週女」に。ちなみに本家本元の「週女」(同日発売号)の「石田純一の心も素足になる対談」のゲストはルー大柴だった。
追記:忘れてました。対談の内容はアホらしいのろけの連続なので、紹介しません。もちろん読まなくてもなんの問題もありません。
噂の女VS純一の対談を見てみたい!
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