"噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第5回】

“鬼嫁”高岡由美子の元凶は、姉・早紀への羨望と嫉妬!?

2009/11/17 21:30
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「女性セブン」11月26日号

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の”欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

第5回(11/12~11/17発売号より)

 池袋と鳥取の詐欺女2連発は、今のところ尻つぼみ小康状況が続いているが、ハンガーストライキという古典的手段に打って出ている”整形”市橋達也容疑者はまだまだ盛り上がりを見せている。いつから食事を取るのか?

 そんな中、逮捕時の端正な顔に惹かれたのか、市橋”追っかけ”現象が起こっているのだとか。「逃亡王子」「イッチー(市橋のこと)、素敵!」「抱かれたい」などとはしゃぐ女性たち――。女装癖や同性愛の噂もある市橋って、確かに腐女子にウケるのかも。

1位「高岡姉妹『離婚の掟』 鬼嫁の厚顔」(女性セブン11月26日号)
2位「高岡由美子 義父母『鬼嫁はたかり嫁!』批判に『え!? なんで私が!!』傷心の反論」(女性自身12月1日号)
3位「酒井法子の苦悩 小学4年生息子『偽名サッカー』『借り物服』」(週刊女性12月1日号)

 女優・高岡早紀の妹でタレントの高岡由美子が11月に離婚した。夫は鹿島アントラーズの元キャプテンの本田泰人だ。この夫婦、以前からバラエティー番組に出演して由美子の鬼嫁ぶりをネタにしていた。しかし、実際は”ネタ”どころか笑えないくらい”真実”だった――てなことを怒り炸裂の本田のご両親が告発している。

 記事によれば「本田の帰宅が遅くなると締め出される」「200万円ものクレジット請求がきた」「正月に挨拶にもこない」「孫にも会えない」のだという。しかも、由美子の鬼嫁ぶりは姉の早紀を見習ったものだ、と怒りの矛先が姉に向く始末。よっぽど腹に据えかねたのだろう。他人の嫁姑のバトルは面白いし、他人の不幸は蜜の味、というのも女性週刊誌の真髄なんだけどね。

 思うに由美子ってお姉さんに、強烈な憧れとライバル心を持ってたんだろう。そんな姉が俳優の保阪尚希と結婚した。自分も有名人と、なんて思ってたら当時はまだ現役バリバリのJリーガーの本田がいた。保阪に比べてちょっと落ちるけど、なんでも言うことを聞くし結婚した。でも現役を引退したら冴えない男ぶりに耐えられなくなった――ってなことだろう。Jリーガーって意外と潰しが利かないしね。

 昨年、この2人とあるテレビ番組で会ったことがある。もちろん話は由美子の鬼嫁ぶりに及んだが、本田の顔色は冴えなかった。鬼嫁エピソードを本人は笑えなかったのだろう。笑顔が引きつっていた。由美子をバラエティで売り出すために、仕方なかった。惚れた弱みか、優しい男の末路だった。

 上記、「セブン」の鬼嫁告発に反論するのは「女性自身」だ。自宅マンションを出てきた由美子に直撃し、仕方なく由美子は取材に応じた体裁になっていて、なかなか高等な反論手法だ。声高に相手の悪口はいわないし、義理の元親にも配慮している。

 が、「彼がどんなことをしたか娘には言いませんけど。いろいろな事実がわかったときに、パパが最後にそんなことをしたんだというショックをきっと受けると思いますけど」と、娘を持ち出しも前夫の問題を匂わすコメントをしっかりしてた。うまい! 今回の勝負、由美子の圧勝だ。
 
 3位の『週刊女性』も子供ネタ。判決も下り、介護を学ぶため大学に合格した酒井法子だが、彼女の息子は未だ同級生の家にいることが多くて、服はお友達の借りものでまかなっているらしい。そんな息子に「のりピーの息子?」なんて聞いてくる不埒な奴もいるらしい。それで息子は「違います!」と偽名を叫んだのだとか。あーあ。

 女性週刊誌に限らず、一般週刊誌でものりピー息子に関するネタは豊富だ。学校や私生活の様子など詳しい情報が多い。ある週刊誌の記者が嬉しそうに話していた。

「子供の学校は公立だから、私立のように『取材は受けないで』という統率がとれないんでしょうね。聞かなくても、いろいろ教えてくれる」

 これが読者の野次馬心を満たしてくれる、記者のハイエナ根性なのだ。

『噂の女』

マスゴミって言ってる誰かさんも楽しんでるんでしょ?

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最終更新:2011/03/13 16:54
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