永谷園の”アッコさん人形”、正しい使い方を教えてほしいのですが……
「酒平民ハヤシの だから企業に聞いてみた」
気になって仕方がない素朴なギモンを直接企業に聞いてみよう、という本連載。
今回は読者の皆さんから届けられた、言われてみれば確かにそうだ感の高いギモンをピックアップ。こんなメールが編集部に届いた。
「永谷園で”アッコさん人形”をプレゼントしているのですが、これの正しい使い方が分かりません」
全く分からない。ぬいぐるみとしては、ゆるすぎて家に飾る気がしないのはもちろん、家にあったらちょっと怖い。まさか、魔除けか? それだったら納得いくが。調べてみると正式な名前は「笑って許して! 大爆笑アッコさん」ということが判明。しかも、人形をくすぐると人形が大爆笑するという……。そのくすぐりポイントはなぜか左足のみ。謎の「左足問題」浮上である。色々、深読みしてしまう設定だ。う~ん、気になる。そこで、永谷園・お客様相談室に直接聞いてみた。
「アッコさん人形の正しい使い方は何ですか?」
女性担当者 正しい使い方?
いきなり逆に質問されてしまった。
――どういう風に使えばいいのですか?
担当者 あのー、これはですねー、人形がー、あの、ある部分を押すと勝手に転がりまわって、あの、笑うという風になってるんですけども。
――どういう時に使えばいいのですか?
担当者 それはあのー、普通の人形と一緒ですのでー、あのー、別にどういったときということではないんですが。おもちゃという感覚になります。
おもちゃ感覚で使うにしては、威圧感がハンパないよ、この人形。ここで「左足問題」について核心に迫ってみよう。
――左足をくすぐると大爆笑する人形となっていますが、なぜ左足なんですか?
担当者 特に理由はないと思います。
――左足以外をくすぐっても、アッコさん人形は大爆笑しないんですか?
担当者 (キッパリと)ないです。
――話しかけてもですか?
担当者 (食い気味で)ないです。
理由はない。ただ、左足がくすぐりポイントなのだ。聞くのが野暮だった。これ以上続けても禅問答になるだけだ。別の切り口で人形の秘密を探ってみよう。
――人形の高さが「37cm」というのは、どういった基準で決めたんですか?
担当者 特に基準というのはないです。
――ということは、完成したら37cmになっていたという解釈でよろしいですか?
担当者 そうですね、はい。
じゃあ、明記するなよ。深読みカロリーを返して欲しいものである。そんな体長37cmのアッコさん人形をどれくらいの人が欲しがっているのかも気になるところだ。
――1万人にプレゼントって、太っ腹ですね。
担当者 あのー、通常わたくしどものプレゼントは1万名様や5,000名様単位とかですので。
――私も応募を考えているのですが、どのくらいの倍率になりますか?
担当者 倍率に関しましては、分かりかねます。
――応募は1万人以上、来ていますか?
担当者 はい、来てます。
大人気だった。やるな、アッコ。もらえない可能性があると、使い道が分からなくてもさらに欲しくなるから不思議だ。皆さん、奮って応募しよう。もしゲットできたら、優しく左足を触ってあげよう。
今回のように、心のモヤモヤをすっきりさせてみませんか? 皆さんの代わりに直接企業に聞きます。引き続き、素朴なギモンを募集中です。どんなギモンでも構いません。ディープでインパクトのある、くだらないギモンをお待ちしています。
(酒平民 林賢一)
『アッコさん人形大人気事件』の出版もお待ちしております
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