「uno」イケメン4人衆、トークの主役は誰?
今回ツッコませていただくのは、10月4日放送分の『おしゃれイズム イケメン大集合SP』(日本テレビ系)。
資生堂「uno」のCM4人衆の妻夫木聡、小栗旬、瑛太、三浦春馬が出演したこの回は、21.7%の視聴率を記録(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。なんとも豪華な顔ぶれだが、CMを見て、正直、「妻夫木、ちょっと老けたな」と思っていた人も少なくないのではないだろうか。
というのも、スラリと手足の長い小栗旬、瑛太、三浦春馬という”旬”の3人と並ぶと、どうしても「小柄・童顔」の妻夫木は「ちょっと前の世代の人」「ややオッサン」に見えてしまう。
藤井フミヤなどが典型だが、「小柄・童顔・可愛い系」の男性は、トシを重ねるごとに「とっつぁん坊や」になってゆくというのも、ありがちなパターンだ。
ところが……。
フタを開けてみると、この日の主役は、紛れもなく妻夫木だった。
それは、俳優としての格とか、年齢・経歴による上下関係とかではない。人懐こい笑顔・甘えん坊喋りに似合わぬ頭の回転の早さ、芸人ばりの達者なトーク・気遣いからは、どんどん「和」が広がっていく。
会話の中心にいるのは常に妻夫木で、常盤貴子、北村一輝、パパイヤ鈴木など、「仲良しさん」からのコメントが多く寄せられているのも妻夫木。また、「オチ」担当となった天然おもしろトークの瑛太に話題をふる「セッター役」もやはり妻夫木だった。
さらに、小栗のコレクションのスニーカー写真に対して、「(玄関にズラリと並んでいる様が)ホームパーティーかよ!」とツッコんでみたり、瑛太の妙なタワシ写真には「意外とキレイにとれてるよね」とすかさずフォローするなど、そのトークは自由自在。自分の撮影した写真は、写りを気にして3パターンも用意してくるという細やかさまである。
しかも、「俳優のモノマネ」レベルをはるかに超えた、「アムロ」のそっくりモノマネ、平泉成のモノマネを披露するなど、サービス精神も満点。
東幹久のモノマネにいたっては、「ブッキー、好きだよ♪」と、その言葉の内容のほうが気になってしまう、二人の関係性まで露呈する内容をサラリと明かしていた。
おそらくテレビで「uno」のCMを見ながら、「私は小栗が良い」「いや、瑛太のほうが好き」などと、盛り上がっている女性は多いはず。そしてCMの段階では、妻夫木にさほど女性の黄色い声は集まっていなかったのかもしれない。
だが、この回で発揮された見事なトーク力と、「和」を重んじる人柄を目の当たりにしてしまうと、若さや手足の長さ、高身長などは霞んで見えるほど。これが合コンだったら、ぶっちぎりで人気を集めたのは妻夫木だったのではないだろうか。
ネット上では、やはり妻夫木絶賛の声(特に男性から?)が高まっており、「小柄・童顔」の行く末として、一部では「唐沢寿明みたいになるのでは?」という声まで挙がっていた。
ビジュアル的にはピークを越えた感があった妻夫木聡。だが、その「人たらし」の力には、ますます磨きがかかっているのかも。
(田幸和歌子)
『「人たらし」のブラック心理術―初対面で100%好感を持たせる方法 (単行本)』
ブッキー、これ読んだのかな
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