芸能
[連載] イケメン図鑑

甘~いマスクに熱いハート! 心意気までイケメンの斎藤工クン

2009/10/10 11:45
Photo by OKAZU

 あれこれ目移りしてしまうほど、世の中にあふれるイケメンたち。その中でも、特にサイゾーウーマン一押しのイケメンたちをファイリング♪ もう、インタビューで見せてくれるそのスマイルにメロメロになっちゃう~!!

 10月10日より公開の映画『悪夢のエレベーター』に出演する斎藤工クン。ミュージカル『テニスの王子様』出演で注目を集め、これまで数々のドラマや映画にも出演し実力をつけてきた、今後大活躍間違いナシの役者さん。モデル出身だけあって、184センチとスタイル抜群、さらにカメラマンとしても活躍するなど、神は工クンに何物与えれば気が済むの!?

――工クンは、海外にお友達が多くて旅行にもよく行ってるようだけど、最近はどこか行ったの?

斎藤 28歳の誕生日は台湾で過ごしました。僕、昔からバックパッカーで、沢木耕太郎さんの『深夜特急』(新潮社)のコースを一度行ってみたいんです。僕の両親も自由人で、突然メキシコに移住したり、帰国したらショップをオープンさせたりと、何歳になってもやりたいことをやっていて。その姿を見て、自分も年を重ねていく事が楽しみになってきました。だから、台湾や韓国に行くのも日本だけでなく、アジアという広い視野で物事を見れるようになるためですね。

――スケールの大きい視野を持って、心意気までイケメンなのね♪ さて、映画やドラマのお仕事だけじゃなく、演劇ユニット「乱」も立ち上げたのよね?

斎藤 役者の仕事は、言ってしまえば”受け身”なんです。仕事を頂いたら、その作品を完成させるためのパーツとなって動く役目。でも、今回立ち上げた舞台は自分からすべて発信できる場。ただ、その分待ってるだけでは何も動かないから、劇場や稽古場の手配も自分でやらなきゃいけない。仕事の合間に携帯で劇場を検索したりとかね(笑)。それはすごく新鮮な体験でした。

――声かけてくれればいつでもお手伝いに行ったのに~! でも、その「乱」のメンバーとは本当に仲良しよね?

斎藤 僕以外に3人のメンバー(大竹浩一、波岡一喜、福士誠治)がいるんですが、そいつらみんなオーディション上がりの人間なんです。実力だけで上がってきたタイプの奴らで。だから、雑草パワーを感じるんですよ。奴らも自分の活動の場を日本に限定しないで、アジアまで視野に入れている。だから、自分にとっても刺激になります。彼らはもちろん、城田優さん、高岡蒼甫さんの存在も刺激になりますね。いま、第一線で活躍している彼らも、実力で仕事をとってきた方。最近は、そういう雑草パワーのある若手俳優が増えてきて、シーンが盛り上がってきてますね。

――雑草パワーの俳優さんが増えるのは女子としても嬉しいです♪ モデルがキャリアのスタートの工くんだけど、俳優として転機となった作品は何かしら?

斎藤 『テニスの王子様』ですね。実は、このミュージカルは当初参加予定ではなかったんです。中国のドラマに出演することが決まっていたんですが、撮影前になって日中問題から作品がボツになってしまって。それで、急きょテニミュを入れたんですね。公演を観たらすごく面白くて! この作品によって僕は救われました。それともう1本、ドラマ『オトコマエ!』(NHK)も、僕を表舞台に引き上げてくれた大事な作品です。起用してくれた皆様方には、本当に感謝しています。

――世の中の女子全員も感謝の気持ちでいっぱいよ~。今回の映画『悪夢のエレベーター』は、硬派な工クンとは違って女にダラしないタイプの役柄よね?

斎藤 結婚しているのに、他の女性と浮気する男です。女性に反感を買う役だとは思ったので、単純に嫌なヤツとしか印象を持たれないように意識しました。浮気しても仕方ないな、と観た方の情が入る役にしたい。だから、子供が生まれる親の心境って、どんなだろう? とそこから役作りしましたね。作品を観て頂ければわかって頂けると思うのですが、浮気相手は奥さんと違うタイプの女性なんです。部屋のインテリアも、メタリックとウッドで逆のテイスト。ウッドって、癒される感じがしますよね。父親としての心の準備がないまま、子供が生まれてくる焦りを癒す場が、浮気相手のウッド調の部屋だったのかな、と。

――インテリアにも注目してみます! この作品の見所を教えてもらえるかしら?

斎藤 エレベーターという密室の空間で、予想できない化学反応がおこります。普通なら信じないようなことを、信じてしまう感覚はこの作品の醍醐味。ほんとにセンスのいい映画だと思います。観た方も、帰りのエレベーターの中で「もしかしたら……」となると思いますが、その感覚も含めて楽しんでください。僕個人としては、ニュートラルなリアクションを心掛けていました。是非ご覧になってみてください。

斎藤工(さいとう・たくみ)
1981年8月22日生まれ、東京都出身。身長184cm、B94 W73 H92 S28.5 血液型A型。
主な出演作は、NHK『オトコマエ!』、MBS『親孝行プレイ』、現在NHK土曜時代劇『オトコマエ! 2』(現在放送中)、映画『カフェ・ソウル』、『20世紀少年-最終章-ぼくらの旗』、『ロボゲイシャ』(現在公開中)など多数。ブルーベアハウス所属。

斎藤工公式ホームページ
斎藤工ブログ『斎藤工務店

映画『悪夢のエレベーター
2009年10月10日~、シネゼゾン渋谷、シネリーブル池袋ほかにて

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最終更新:2013/04/26 23:35
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