サンミュージックの尻拭い役カンニング竹山、どこへ行く?
カンニング竹山は、一体どこに向かおうとしているのだろうか。
「約3年ぶり」の出演だという、9月19日放送の『エンタの神様』(日本テレビ系)。竹山と『エンタ』といえば、5年ほど前に番組内でキレまくり、「ウンコするぞ!」と、尻を出した事件で有名であるが、今回、「久々に登場したカンニング竹山が、今夜エンタで衝撃の発言をする!」というナレーションで紹介された竹山、なぜ久々に出演したのか、「真面目に話しますんでちゃんと聞いてください」と前置きし、こう言った。
「私、カンニング竹山、今日このステージをもって、お笑い芸人を引退します!」
芸人やめて役者になるんだと宣言。なんでお笑いやめるのかといえば、
「もともとね、オレ、お笑いの才能ないもん!」
オレの芸を面白いと感じたことあるか? と。そして、「最後に思いっきりキレて、みなさんを満足させて帰りたいと思います」と言いつつ服を脱ぎ、トランクス一丁の姿になった竹山は絶叫する。
「さあ、キレルぞー! ナメンなぁ、お前ら!」「ホントにキレたらこんなことなるぞ、コラァ!」「これがキレ芸や、バカタレが!」
そして……
「今から! オレがこのパンツを! ここで!」
「脱ぎま……せん!!」
……うぉーい! まさかの「ウソぴょん」オチ。『ダウンタウンのガキの使いやあらへん!!』(日テレ系)の年一回の名物企画「山ちゃん、やめへん」か。
「やっぱ気持ちいいね! やっぱオレ芸人! 役者なんかになるわけねえやろ、ボケェ!!」
とネタばらししつつ、まとめていたが、なんかキツいな、コレ。キレ方が怖すぎたのか、どっきりであることをバラしても、会場は完全にひいた空気になっているのが画面ごしにも伝わってきた。
竹山は、今さらなんのためにこんな茶番をやったんだろう。「笑える」でもないし、話題性が欲しいわけでもないだろうし。『エンタ』では、かつて竹山の他にも、クワバタオハラのくわばたがキレまくって、後日頭を丸めて謝罪という、「キレ枠」とでもいうようなものがあった。このところそんなノリはあまりなかったが、少し前の週に登場したサジタリという男女コンビ芸人が、「つきあってることをネタ中にバラされてネタ中なのにマジ喧嘩」という体の痴話喧嘩ネタがあったばかりでの、竹山登場。番組的に、なにかハプニング的な話題が欲しいのかなぁ、それで、竹山にお願いしたのかなぁ、で、竹山いい人だから引き受けちゃったのかなぁ……とか、余計なことまで考えてしまった。
その翌日、『アッコにおまかせ!』(TBS系)本番直前の「今週のアッコにおまかせ!は…」というミニ枠に、竹山が登場した。そして、一言。
「ん~……、なんかみなさん、申し訳ないですけど、ホントになんかすいません」
これは、同じサンミュージックに所属していた、酒井法子被告の事件に関する、「サンミュージック所属タレント」としての、「なんかすいません」のようではあるが、前日のエンタで不快な思いを視聴者にさせたことに対するおわびも含めたダブルミーニングだったのではという気がするが、これは深読みしすぎであろうか。
それにしても、なぜか毎度、「なんかすいません」と、「サンミュージック代表」のようにひとり頭を下げる竹山。小島でも髭男爵でも、まして鳥居にもこんなことはできないし、好感度の維持こそが大事な現在のサンミュージックの宝・ベッキーも、うかつなコメントはさせられないのかほぼ沈黙状態。結果的に竹山が全部背負ってしまうことになってしまうしかないのか。そんな竹山が『おまかせ!』の本番中に和田アキ子以下出演者を見回して言った。
「悪いけども全員で、サンミュージックに入ってほしい!」
これ、かなり本音だろう。この渾身の叫びに対し、和田アキ子以下、いっせいに、
「イヤです!!」
出演者に口々に、「イヤです」「本当にイヤです!」と念をおされるほどの嫌われ者になってしまったサンミュージック。それを一身に背負い、唐突なキレ芸もやらされ、なんでも一手に引き受けちゃう竹山のライフポイントが残り少なそうで、心配だ。
(太田サトル)
「好きな芸人・竹山」って言おうかな
【関連記事】 桜塚やっくん、自称妖怪・美川の”太鼓持ち”として再生!?
【関連記事】 和田アキ子の悪口トーク、放映終了後犠牲になったのは?
【関連記事】 酒井&押尾報道であの大物たちがドキッとしちゃった瞬間