『ゴースト』主演のパトリック・スウェイジが、すい臓がんで死去
『ダーティ・ダンシング』『ゴースト ニューヨークの幻』など数多くのハリウッド映画に出演し人気をあつめていた俳優のパトリック・スウェイジが、アメリカ現地時間9月14日すい臓がんのため死去した。享年57歳。
パトリックは昨年1月にすい臓がんステージ4と診断され、化学療法による治療を受けていることを3月にカミングアウト。6月には「治療の効果が効いている」と完全復活宣言し、延期されていた新作TVドラマ『The Beast』の撮影に臨み、激しいアクション・スタントもこなしていたが、9月に3大ネットワークで放送された、がん特番『Stand Up to Cancer』に出演したパトリックは痛々しいほど激痩せしており、世間に大きな衝撃を与えた。
『The Beast』は、米A&Eネットワークで2009年1月から4月まで放送されたが、全て昨年夏に撮影されたエピソードであり、今年1月にパトリックが肺炎で緊急入院し体調が悪化したため撮影が停止。撮影再開の目処がたたないことから番組終了が決定してしまい、パトリックの健康状態を懸念する声が強くなっていた。
その後、入退院を繰り返し心臓発作を起こして危篤という情報まで流れたが、7月に広報が否定する声明を発表。「体重も増え、少しづつだが回復している」と発表されたばかりだった。
テキサス州ヒューストン生まれのパトリックは、振付師であった母親の影響で幼少時代からバレエの特訓を受け、ブロードウェイでキャリアをスタートさせた。1983年に映画『アウト・サイダー』で注目されるようになり、87年『ダーティ・ダンシング』でブレイク。90年に『ゴースト ニューヨークの幻』で名実ともにハリウッド・スターとなり、世界で最もセクシーな男性と称されるようになった。
遺作は、フォレスト・ウィテカー、レイ・リオッタ、ジェシカ・ビール、そして実弟のドン・スウェイジと共演した『Powder Blue』。劇場では公開されず、DVDリリースのみとなった同作品は、影を背負っている4人のメインキャラクターたちの運命がクリスマス・イヴにクロスする、という生々しいヒューマン・ドラマであり、パトリックの熱演ぶりが話題となっていた。
『ゴースト ニューヨークの幻 スペシャル・デラックス・エディシ [DVD]』
見てないなんて言えやしない……
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