草なぎ剛が”仕事のストレス”を語る、「an・an」の仕事特集！
今週号の「an・an」は表紙を見ただけで釘づけになっちゃいます。SMAP草なぎ剛がバリっとジャケットを着こなし、その横には「仕事にかける真摯な姿勢と矜持 草なぎ剛のハッピーワーク論」の文字。「仕事のせいでマッパになったんでしょ!?」と日本中から総ツッコミが入りそうなこの文言を、惜しみも恥ずかしげもなく出しちゃう「an・an」編集部ってス・テ・キ♪ それでは早速、中身を拝見っ！
＜トピック＞
・仕事にかける真摯な姿勢と矜持 草なぎ剛のハッピーワーク論
・勝間和代のオシゴト格言！ 幸せに働く14の提案
・大学、専門学校etcでスキルアップ 働く女子が、再び勉強始めてます
・もっちり＆ふんわり溺愛注意報 粉ものスイーツ
■草なぎにそんなことを聞くなんて！ 「an・an」も意外と……
まずは、やっぱり草なぎくんのページをチェック。仕事＝生きること、と話した上で
・以前はものすごく忙しいときに「休みが欲しいな」と思ったりもしていて。でも休業期間中にそんな甘い考えは吹き飛びましたね。何もしないで過ごすのがどれほど辛いことか思い知ったんです。
・色々と事情はあるにせよ、結局は自分の心の弱さだと思うんです。プレッシャーに押し潰されて満足いく結果を出さないと、後々まで悔いが残る。
などなど、”マッパ”事件にも触れながら、原因の一つともいわれる「仕事のストレス」をも語らせちゃう「an・an」編集部。だいたい、草なぎが何でこの”危険な”特集に出たんだろうと思いきや、主演映画『BALLAD 名もなき恋のうた』の直前パブリシティーのため。特集内容決定が先だったのか、草なぎが登場することが先だったのか分かりませんが、意外と”攻め”に出てますよね、「an・an」編集部。先日もセックス特集にジャニタレじゃなく、向井理くんを起用していたし、ジャニーズ事務所を断る技術を身につけたのかな？ って思いながらも、草なぎ発言からもう一つ。
・僕はバラエティ番組は「ノリでいいじゃん」って思っちゃうタイプだけど、（SMAPの）他のメンバーはゲストの方の映画を観たり、事前に準備してくるんですよね
「他のメンバー」って、約1名のアノ人でしょ!? 知ったかぶりで、何にでも口を出してくるアノ人でしょ!? 草なぎくんの”芸人キラー”や”名画伯”ぶりは、下調べなしのぶっつけ本番が生み出すんだから、余計な影響は受けなくていいのよ～、と声を出していいたいです。下調べするよりも、瞬発力で生み出す一撃の方が、ゲストもダメージ大きいと思うし。”キラー力”はこれからも伸ばしてね！
■新入社員に向けてる!? 薄い、軽い、お仕事特集
「日経WOMAN」の専売特許のような「お仕事特集」に手を出してしまった「an・an」は、今週も大苦戦。とりあえずの毎号登場してくる「文化人枠」には、勝間和代が登場。「人の批判はしない！」「安易に逃げ道は作らない」って、新入社員にしか響かないようなことをおっしゃってます。特集で狙っている「仕事に行き詰っている人」って、もうこのレベルじゃないと思うんだけどな。この「文化人枠」って、もしや出演者のネームバリュー頼り？
一方で、「仕事のお悩みレベルMAXの処方箋」ともいえる、転職・企業についても結構な分量を割いています。特に「an・an」的とも思えたのが、「農場・牧場で、植物・動物と。自然の中で働く仕事に憧れます！」のページ。
農業・花卉（かき）・ワイナリーなどで働く人の「作業」にズームアップした特集で、「花にたくさん触れられることができてうれしいです」「改めて植物の強さを知りました」ってまとめてあるけど、農業って「作業」以外のことが真実なのでは!? 農協と金額の取り分でもめたり、農機具を買うために借金したり、周囲の年配者とうまくやるために冠婚葬祭すべて参加したり。「an・an」みたいなオシャレ雑誌はそこら辺を紹介できないなら、せめて「参考すべきは『北の国から』」ぐらいは言ってよね。社会に汚れてない1年生社員が「農業の理想化」を真に受けちゃうじゃない!!
と、注文ばかり付けるのも失礼なので、サイゾーウーマンからご提案。「働き方の一つ」として紹介されている、3人の女性社長による座談会「社長ほどハッピーなお仕事はない！」のページ、「an・an」のよくよく登場していた野口美佳さんに出てもらえばよかったのでは!? だってそしたら、「女がまともに社会で通用することの限界」と、それを打ち破るための”秘策”が教えてもらえそうじゃない？ そしたら今回のお仕事特集に、グンと深みが出たはず。
結局、ターゲットをどこに絞りたかったのか分からない今週の「an・an」ですが、特集の導入ページにある読者アンケートには「仕事を選ぶ上で最も重視するのは？」の問いに、「1位：収入」の文字。だめじゃん、もう何をどう書いても、響かないじゃん。と思ってしましました。「an・an」迷走の陰には、恐るべし「an・an」読者の存在が……というより、「収入」と答えたみなさん、「an・an」読むより、「小悪魔Ageha」（インフォレスト）をお勧めします。
（編集部）
なんでも仕事になっちゃうもんよ、意外と
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