酒井法子にまつわる、一番恐ろしい問題は……
――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!
◎のりピーのクスリの効力
いやあ、怒涛の一週間。若人あきらどころじゃなかった。押尾学も吹っ飛ぶどてらいタマぶり。あんまりネタが多すぎて、何から手をつけていいのかわからん。しかしあの「クラブでフィーバー」映像と、「タトゥー」情報、ワイドショーはスクラム組んで「まー、不良だわ」と、PTA的な紋切り型の価値観に基づいた報道をしていたが、私なんかは「若ッ」てのがまず先に来たが。私は彼女と歳ほとんど変わらないのだが、あんなに歳いってから夜ゴミゴミしたとこで踊り狂ったり、彫り物入れたりできる感覚って、ほんとすごいなあと真底感心してしまう。こっちはもう渋谷のスクランブル交差点歩くのだってしんどいのに。それともこれが「クスリをやる」ってことなのか。だとしたら何と恐ろしいことか。くわばらくわばら。
どうでもいいけど「のりピーがノリノリで皿を回すクラブ」ってのは、つくづくダサい空間だと思った。
◎酒井法子といえば工藤静香なのに
各局ともに、「酒井法子は芸能人に友達が少なく、あまり交友関係がなかった」なんて寝言言ってるが、酒井法子といえば、工藤静香とサーフィン仲間で大親友、静香とキムタクをくっつけたって話は鉄板だろうに。キムタクのキの字も出てこないってのは何かすごいな。都合の悪い話題に対するこのスルーぶり、大本営もびっくりだ。
◎この夏の織田裕二の楽しみ方
世界陸上がもうすぐ始まる。我々の興味はただ一つ。今回の織田裕二を、山本高広はどう料理してくれるのか、この一点のみ。だがしかし、耳を疑いたくなる情報が。なんと世界陸上とまったく重なる同時期、山本はずーっと番組企画で、240時間マラソンってのに挑戦させられ、毎日休む間もなく走らされるそうなのである。放映局は世界陸上と同じTBS。やりやがったな。これじゃ身動き取れないもんな。明らかな営業妨害だが、仕事くれてるから文句も言えないし。こういう「阻止」の仕方もあるのか、と膝を打たせてもらった。
今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。
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