他界したファラ・フォーセット、暴君ライアン・オニールとの激しい29年間
1970年代に大ブレイクした「地上最強の美女たち チャーリーズ・エンジェル」の、元祖エンジェルとして一世を風靡したファラ・フォーセットが、3年間に渡るがん闘病の末、アメリカ現地時間6月25日に死去。30日、ロサンゼルスの聖マリア大聖堂で葬儀がしめやかに行われた。
参列者が数百人にものぼった葬儀で注目されたのは、亡くなる数日前にABCネットワークの番組『20/20』でファラと結婚宣言した俳優のライアン・オニールと、薬物所持で服役中の一人息子レドモンド・オニール。
80年から交際・同棲を始め、85年に長男が誕生し97年まで同棲は続いた。その後も、親交は続き、実に29年の間プロポーズを繰り返していたが、「息子にとってよい父親じゃないから一緒にはなれない」と拒否され続けていた。
そのため、ファラ・ファンから冷ややかな目で見られているライアンだが、葬儀には金の結婚指輪をはめて出席。憔悴しているわりには、葬儀に駆けつけた前妻との息子・グリフォンと娘・テイタムに対して「ファラは第二の母のような存在だから、絶対に参列させない」と激怒し、追い払うなど傲慢なライアンの姿が報じられた。
服役中でファラの死に目にあえなかったが、葬儀には3時間の一時出所を許可され参列したレドモンドは、13歳から始めた麻薬が止められず、ファラが更生施設に入れるとライアンが勝手に退院させたり、グリフォンが薬物中毒の荒治療をすればライアンが銃を取り出し「レドモンドを放せ!」と大暴れし警察沙汰になるなど、身内トラブルの火種となっている。
ファラは生前「ライアンと暮らすことは、息子にとってディズニーランドで暮らすようなもの。双方にとってよくない」と語っており、今後のレドモンドを心配する声は多い。
色々言われているライアンだが、自身も慢性白血病と闘った経験を持ち、ファラが06年に肛門がんだと診断されてから、側に付き添い献身的な看病を続けてきた。この2年間2人を側で見てきたファラの担当医師は「2人は真のソール・メイト。深いスピリチャルな部分で繋がっている」と、ライアンが売名目的でファラと共にいるわけではないと強く主張している。
ライアンのファラへ対する深い愛情は、今年5月にNBCネットワークで放送されたファラの闘病ドキュメンタリー『Farrah’s Story』でも垣間見ることができる。同番組は9,000万人が視聴したとされ、ライアンは続編制作の可能性を示唆していたが、詳細は明らかにされていない。
62歳で旅立ったファラが、ライアンにあてた最後のメッセージは「When I figure out what it is all about, I can tell you.(一体何だったのか解き明かすことができたら、あなたに言えるわ)」だったという。
とりま、ライガン(来世頑張る)で
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