ROOKIES、フレンドパークで自慢のチームワークが発揮されず!?
今回ツッコませていただくのは、5月28日に放送された『関口宏の東京フレンドパークIIスペシャル』(TBS系)。
ゲストは映画公開にあたり、5月30日までにテレビ”85番組 91時間26分”、”雑誌170媒体”(30日放送の特番で公表)と、一部報道で「過剰宣伝」と批判の声もあがっているほどの驚異的なプロモーションの真っ只中の、『ROOKIES』のニコガク野球部11人だった。
「ROOKIES」に期待してしまうのは、「若い」「勢い」「仲間同士の絆」、そして何より「チームワーク」だろう。
ところが、その肝心の「チームワーク」が、なかなか発揮されない。
壁に飛びつく「ウォールクラッシュ」では、11人のうち佐藤健・中尾明慶の二人のみがクリアとなり、「思ったより(点数が)取れませんでしたね」と関口宏はやや不満げな感想。
続いて、ボールがころがってくる「ネヴァーワイプアウト」でも、ひたすら失敗が繰り返され、とうとう全滅……。
関口宏が苛立ったのか、こんな苦言を呈していた。
「ちょっと気づいたこと。大勢さん、誰かがやってくれるよという気持ちが出てきてる。『俺が取る!』という気持ちがないと」
これ、ちゃんと練習しないでダベッてばかりいる「仲良し部活動」において、顧問の先生がよくキレて言うセリフである。
そして、4人1組で行うゲームではチャレンジ中のチームがプレイについて反省する間、他のメンバーたちは自分たちの作戦会議のためか、背を向けて私語。
渡辺正行に「ほら、聞いてろよ!」と怒られていた。
さらに皮肉なのは、次の個人ゲーム「アーケード8」。各自が担当を決め、8種のゲームにチャレンジするというものだが、それまでチームプレイでことごとく失敗していた彼らが、個人競技になると俄然冴えを見せ、次々にクリアしてしまったのである。
しかも他のメンバーたちが活躍していく中、毎度失敗してストッパーになってしまうのは、「エース」市原隼人と「監督」佐藤隆太ばかり。
特に市原は、「渋い男!」「エース!」と周りに盛り上げられながら、熱いまなざしと真剣すぎる表情・気迫で、かすりもしないほどの失敗を重ねていった。
これには2ちゃんねる実況で「エース、運動神経なすぎwww」などの声が多数出ていたほど。
これが三枚目役のメンバーだったら、「またお前かよ!(笑)」というツッコミが入り、空気も和やかになるところだが、よりによってエース。しかも、二枚目で、本人もあまりに真剣に熱く挑んでいるだけに、誰もツッコむことも責めることもできない。
だが、そんなチームが一つにまとまったのは、最後の「ダーツ」の瞬間。
それまで失敗ばかりしていたエース・市原が、チームメイト・中尾明慶のお母さんの希望商品「液晶テレビ」をゲットし、周りの空気もホッとゆるんだ。
それは長いエースが不調を抜け、チームに活気が戻ったかに見えた瞬間だった。あとは監督のみ、という展開。ところが、最後に待っていたのは、「感動」ではなく、見事なオチだった。
なんと視聴者プレゼントとして、監督・佐藤が射ぬいてしまったのは、よりによって桐谷健太の希望商品「チベット自分探しの旅」。しかも、当たったのは、60歳の女性!
『ROOKIES』のメンバーは、チームワークはいま一つだけど、「笑い」はよく分かってます。
(田幸和歌子)
ほとんどが高校生に見えない、というのは禁句。
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