壱成と親子競演! 石田純一が見せた「照れ」と「面白プレイボーイ」
今回ツッコませていただくのは、5月17日放送のトークバラエティー『誰だって波瀾爆笑』(日本テレビ)。
この回の予告をチラッと見たところ、石田純一と息子・いしだ壱成が、ツーショットで登場しているではないか。「いつも女の子とデートしてる」といったことがネタ化し、「靴下をはかない面白プレイボーイ(もはや俳優ですらないのかも)」になっている現在、「家族」という生っぽい空気は、純一プレイボーイワールドには”進入禁止”のような気がするのだが。
そこをあえての親子競演。どんなことになっちゃうのか。
実際に見てみると、まず「ゲスト」として紹介されたのは、純一のみ。というか、ゲストは純一で、息子は「ゲストのゲスト」的な扱いのようだ。
冒頭、「万年青年の、この方です、どうぞ!」というヘンなノリで迎えられる純一。迎える側は堀尾正明と溝端淳平、関根麻里というレギュラー3人なのだが、今日の堀尾と溝端の足もとは、素足。靴下をはいてない。「そのような風習の方を迎えるために、礼をつくした」的な行為でありつつ、軽くバカにしたニュアンスも含むわけだが、素足のスリーショットにうれしそうな純一。
まずは純一の生い立ちから始まり、学生結婚(&壱成が誕生)を経てデビュー。「トレンディーの帝王」時代の後に、「不倫は文化」発言でバッシング。その後バラエティーで復活という半生を軽めにさらった後に、壱成が登場。
父子はガッチリ握手を交わし、壱成が父を向いて「よろしくお願いします」と、深々と挨拶。
「16歳のころで再会した」(純一は、最初は「13歳」だと勘違いしていたが)、「テレビを見て教えられるまで、父があの石田純一であるということを知らなかった」という、奇妙な距離感の父子ゆえか、今も対面そのものが照れくさそうではある。
壱成はブラウン管の中の父に対し、「カッコイイって思いました」「会いたいとは思ってましたね」と抱いていた思いを話し、密かに援助してくれていた「足長おじさん的な」純一の姿も。それにしても、お互い照れ合う雰囲気が「親子の対面」というよりも、どこか「初恋の人登場」みたいな空気でもある。なんとなく目を合わせられないみたいな。
しかし、壱成を交えてのトークになってみると、しゃべるのは基本的に壱成。純一は、それをニコニコ聞いているばかり。やはり、息子はやりにくいということなんだろうか。こんな大人しい純一、めったに見られない気がする。
「モテる父を持つということは、どうなのか」と尋ねられると、壱成は「たまに自慢されますよ、『見て、このメール』とか」と父のキャラを活かした流れをつくる。純一がもし再婚した場合、自分より年下の”お母さん”ができる可能性について、壱成は「おおいにありますね」と盛り上げては「どこらへんの年代に?」と父にツッコんでいく。主導権はやはり息子だ。そして、最後に父に一言挨拶。
「本当にいつもありがとう。これからもずっと健康で、お仕事頑張ってください」
無言で照れ笑い、そして息子の手を握る父。
そんな純一が調子を取り戻したのは、息子が帰ってから。
「プライベートに密着」というふれこみで、堀尾を行きつけのスポットに案内する純一。「カッコいい、アラフィフ男の生き方」を教えてもらうというVTRでは、純一がいきなり颯爽と外車で登場。
案内した場所も、銀座のアンチエイジングクリニックに、花びらにメッセージが入れられる花屋さん、そして豪華なイタリアンレストランなどに連れていくなど、一般に思い描かれている「面白プレイボーイ」石田純一に。
レストランで、この日が誕生日だという堀尾にバースデーケーキやプレゼントを用意するなど、男を相手にも手をぬかないデート術。カッコイイ。サプライズプレゼントに大喜びする堀尾、もう一押しでオチそう……と思ったら、番組のシメの一言が「男じゃなかったら、ホレてますよ」。とっくにオチてたわ。「男でも石田純一さんとデート行きたいですよね」と、淳平もときめき発言しちゃってるし。うーん、さすがトレンディー。
(太田サトル)
本名は太郎ちゃんなのに……
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