ニコール・キッドマンがウディ・アレンを「振った」!?
ニコール・キッドマンが今年の夏にロンドンでの撮影が決定しているウディ・アレンの新作への出演を撤回したという。このニュースは映画関係のウェブサイトでニコールがウディを「振った(ditches)」、ニコールが「去った(leaves)」などと大きく取上げられている。
そもそも事の次第は、アントニオ・バンデラス、アンソニー・ホプキンス、ジョシュ・ブローリン、ナオミ・ワッツなど大物が揃ったウディ・アレンの最新作に出演することを公けにしていたニコールが、突然出演しないと発表したというのだ。
表向きにはやはりこの夏に撮影が始まるニコール主演・プロデュースの『ラビットホール』とのスケジュール調整ができなかったということだが、、実はウディの新作はまだタイトルも決まっておらず、内容も秘密のベールに包まれている。「ニコールはタイトルも決まっていないプロジェクトに参加することにうんざりしたようだ」という憶測も流れている。
「この降板発表は特に驚くほどのことでもない」とハリウッド業界のインサイダーは語っている。なぜならニコールが”ブッチ”した映画のプロジェクトは数知れず、その中には『ブレイブ ワン』『愛を読むひと』『パニック・ルーム』などの秀作もある。ちなみに『愛を読むひと』に出演したケイト・ウィンスレットはこの作品でアカデミー主演女優賞を受賞、「ニコール、降りてくれてありがとう!」とケイトは感謝している事だろう。
ウディは『マッチポイント』『タロットカード殺人事件』『それでも恋するバルセロナ』と立て続けにスカーレット・ヨハンソンを起用しているが、最初の『マッチポイント』の彼女のギャラは大変安かったそうだ。
ニコールの降板の理由は発表されていないが、深読みすればギャラでも不満があったかもしない。ニューヨーカーのウディ・アレンのコメディーセンスと、オーストラリア生まれのニコールの路線とはあまり合わないようにも思うし、2007年作のクライム映画『Cassandra’s Dream』はアメリカ国内での興収は100万ドルに届かず、結果はさんざん。
となればプロデューサーでもあるニコールが、不振のウディを「振った」という表現は案外当たっているのかもしれない。
監督で小説家で、クラリネット奏者なんですって。
【関連記事】 公衆の前で胸をつかまれ……スカーレット・ヨハンソンの人知れぬ悩み
【関連記事】 新婚スカーレット・ヨハンソンのレズビアン・キスのお相手は?
【関連記事】 アカデミー賞のケイト・ウィンスレット、本国イギリスでは芳しくない評判