“開放系”デザインの「FOREVER21」20代後半の女子は対象外!?
昨日4月29日、東京・原宿にオープンしたアメリカ発のファストファッションブランド「FOREVER21」。オープン前からあらゆるメディアに露出し、デザイン性の高さとコストパフォーマンスをアピールしていましたが、20代の女子でも使いこなせるアイテムは揃っているのでしょうか。「永遠の21歳」がコンセプトの同店に、編集S(28歳女性)が調査に行ってきました。
オープン当日、「夕方ぐらいからはさすがに混まないだろう」とタカをくくって午後4時過ぎに原宿駅に到着したのが甘かったようです……。駅から数分歩いただけで、すぐに表参道に長蛇の列ができ上っており、係員が「最後尾の方で、入店までに1時間半~2時間ほどかかります」と案内していました。げんなりしながら渋々最後尾に並ぶと、意外と流れはスムーズ。案内されるがままに進むと、30分ほどで入店できました。みなさんも、係員に惑わされてあきらめないで!
■おススメはエレガンス系アイテムが集まる1階
まず地下1階へ。「FOREVER21」ではフロアのカテゴリーを表示していませんでしたが、見た感じ、地下のテーマは「アメカジ」。赤や黄色を使った”元気系”のアイテムが並んでいました。10代の女の子が多かったというのも特徴的。ちょっと若すぎるので、ここはスルー。
も充実
続いて1階へ。ここは流行を取り入れたエレガンス系のアイテムがずらり。一見、『セックス・アンド・ザ・シティ』でキャリーが着ていそうな(値段は10倍以上違うと思いますが)チュチュをアレンジしたスカートが2,000円台、シフォンブラウスなどが1,000円台から。たまに4,000円近くの物があると「高い!」と思ってしまった自分が恐いぐらいです。20代後半の女子には、一番使えそうなフロアかも。
気を取り直して2階へ向かうと、そこにはペイズリー柄のワンピースなど”エスニック調”が展開するフロア。ほかのフロアに比べて茶系など渋いカラー展開だったので、エスニック好きな人にはぴったりです。
3階は初期のユニクロを思い起こさせる、無地のTシャツやカットソー、約1,500円(!)のデニムなどシンプルなアイテムが揃うフロアです。Tシャツが450円ということに、軽い衝撃を覚えました。
4階はメンズフロア。数がレディースと比べると少ないため、同じアイテムが多面展開されていました。カップルは彼がショッピングを楽しむ時間が圧倒的に短いので、女性は待たせる覚悟で連れて行きましょう。
■クセのあるアイテムで、オシャレ度が試される!?
さて全体的な品揃えを見てみると、H&MやZARAよりも派手! 使っている色も黒ずんだ赤や紫、緑などちょっと間違えば、どぎつい感じになってしまうようなクセのある商品が並びます。コーディネートは、オシャレ度が試されるかもしれません。「大きく背中が開いたワンピース」「胸を強調したようなカットソー」など、とても会社には着ていけないようなアイテムが多かったことも気になります。
さらに注意すべき点は、サイズ。外国人サイズに合わせているのか分りませんが、Mサイズでも相当大きい……。普段選ぶものよりもワンサイズ下げるか悩むほどなので、試着の際も長蛇の列ですが、そこは耐えてきちんと試着することを強く勧めます。
結論からいうと、通勤に必須なベーシックアイテムはほぼ皆無なので、20代後半の女子的にはありがたみが少ないかも。というか、むしろ対象外!? でもまあインナーに使えるアイテムや、休みの日に重宝しそうな流行りのデザインは充実なので、使い分け次第でオシャレになれるという考えもあります。
系統としては「with」(講談社)「MORE」(集英社)信奉者や「CanCam」(小学館)好きな”モテ系”志願者よりも、「ViVi」(講談社)「GLITTER」(トランスメディア)好きの方がハマるかも。客の入りの割には、買い物袋を持っていなかった人が多かったような気がします。
余談ですが、これから夏休みに向けて海外に行く時は、出国前に「FOREVER21」で買い物していくといいかも。開放的なデザインと配色、キャミソールワンピースなど海外では映えるアイテムがいっぱいで、それが「FOREVER21」の一番正しい利用法かもしれません。と言っても、海外の方が店舗数が多いんですけどね。
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