有吉を脅迫し、ムカデをバリバリ……妖力を持ち始めた(?)黒柳徹子
今回ツッコませていただくのは、最近、自らの恐ろしさをますます自覚していそうな黒柳徹子。
4月23日放送の『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)の1コーナー『ムダ・ベストテン』の司会として登場した徹子。他局の番組に殴り込みをかけたような状況で、自分が”ゲスト”にもかかわらず、のっけからフジの伊藤利尋アナウンサーに「ところで、あなた、どなた?」という暴言を吐いていた。
しかも、「ムダ芸」として「ピアノ解体」を隅っこで熱心にしているブラザートムを待ち切れず、「そろそろ次いったほうがいいんじゃないかしら」とバッサリ。
続いて登場した有吉弘行に、あだ名「くそばばあ」とつけられると、一瞬目を大きく見開いてフリーズ。
よもや、何かの妖術でも発動するのではないかという緊張感のなか、
「いいですけど、そういうのあだ名じゃないでしょ?」
とりあえず大人な態度に見えた徹子。
ところが怒りはおさまらず、地味に真面目に隅っこでピアノ解体を続けているトムに向かって、
「ちょっと、うるさい!!!」
さらに有吉には、こんな脅し文句を放った。
「相当マズイと思う私」「いいんですよ、ただ『徹子の部屋』のスタッフがみんな観てると思いますから、今日。この次、どういう事になるか分かりませんよ(ニヤリ)」
徹子のぎらぎら怪しく光る目は、まるで何千年も生きてきた妖怪のようである。うっかり怒らせたら、天災が起りそうなド迫力。
と思ったら、4月25日放送の『世界ふしぎ発見!』(TBS系)でのこと。
韓国の漢方薬局から、「『毒をもって毒を制す』として食べられている生き物」を当てるという出題がされたのだが、徹子は「腰が強い生きもの」「日本でも家の中で見ることがある」のヒントから、見事正解の「ムカデ」を解答。
ゲストのはんにゃ・金田哲の解答「サソリ」を見て、
「私も最初、そう思ったんですよ。でも、『日本にもいる』って言うでしょ? 私、日本にもうウン十年も棲んでますけど、観たことないから(ニヤリ)」
どういうわけか、日本に古くから棲みついた妖怪みたいなコメントである。
さらに、恐怖は、その後。
正解の「ムカデ」を全員がかじるシーンで、板東英二、野々村真、さらに芸人のはんにゃまでもが「うわっ!」「昆虫の味~(※ムカデは昆虫ではありません)」などと騒ぎ、吐きそうになったりするなか、徹子一人が平然とした様子。
それどころか、明るいライトの中、真っ白に浮かび上がった艶々な顔に笑みをたたえ、なぜかばっちりカメラ目線で大きな目をギラギラ輝かせ、ムシャムシャと達者な顎でムカデをかみ砕いていく様は、ほとんど地獄絵図だった。
自分の「妖力」を自覚してしまった徹子。ますます誰の手にも負えない、戻れぬ道を突き進んでいるのかもしれない。
(田幸和歌子)
「ムカデを食べなくてもいいんだよ」ってことを教えてくれるはず。
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