“バーター”で月9主演の中居正広、共演者ともビミョーな距離感
4月9日、新ドラマ『婚カツ!』(フジテレビ系、20日午後9時スタート)の制作発表に出席したSMAP・中居正広。『ブラザーズ』以来、11年ぶりに月9出演を果たす中居が「今回はジャニーズ事務所のバーターだと思う。バーターをきっかけに自分のドラマができるよう頑張ります」とコメントし、会場の笑いを誘ったが、この発言の真意(?)やドラマ撮影時の裏話について、自身のラジオ『Some girl’ SMAP』(ニッポン放送)で語った。
今回、久しぶりにドラマの主役に抜擢されたことについて「信じられないというか。う~ん、なんか今ひとつ、ピンと来ないかな(中略)だって俺、ドラマの主役の器じゃないもん、絶対」と明かす中居。
謙遜ではなく、本当に自分にはその力がないと感じているようで、そこから「これ間違いなくバーターなワケです。『うちのメンバーやってんですから、うちの中居もよろしく』って会社が頑張って無理くり突っ込んでくれたんです。会社が。僕、バーターの仕事けっこう多いんですよ(笑)」など、自虐的とも思える発言が飛び出した。こうした思いから、会見での「バーター」発言が生まれたよう。
とはいえ、もちろんやる気がないわけではなく、
「自分の力で掴んだチャンスとかじゃない。もう、このチャンスを機に何かって感じとは違う気がしますね(中略)まぁ、11年前はこれを機に役者という面も何か出さなきゃ……とか考えたりもしたけど、この年齢で、キャリアも20年とかなると、チャンスっていうよりは……ベテラン選手じゃないけど、ちょっと結果を残さなきゃいけないのかな、とか考えちゃいますね」
と、中居なりに前向きかつ真摯な思いで、今回のドラマに取り組んでいるようだ。
また、ここ数年出演してきた『白い影』『砂の器』(いずれもTBS系)などシリアスなドラマでの現場の雰囲気や自身の姿勢については、
「(現場は)楽しくもなんっともないのよ。和気あいあいとか、そんなの全くないのね。終わって、みんなと一緒にご飯食べにいくとかそんなのないのよ」
「本番前にわーとかやった後にちゃんとした芝居できなくなっちゃうから、ぴりぴりしてるつもりじゃないけど基本的に一人で過ごして、準備をして監督の指示に従うみたいなスタンスでやっていたんだけど」
と明かしつつ、今回のドラマについては、
「全然違うんだよね。コメディーだからか。現場のスタッフもすっげえ明るいのよ。だから取り組み方が今ひとつわかんなくて。共演者と仲良くなった方がいいのかなーとか。でもそれもめんどくせえな、とか思いながら。まぁ、合間で最低限のコミュニケーションはやってますね」
「橋爪(功)さんとか、風吹(ジュン)さんとか。あと、北村有起哉さんっていう人が、出てるんですけども。その人も初めてだったので、なるべく一緒にいた方がいいんじゃないかな~、閉ざしてもしょうがねぇな~と思いながら。 それが楽しいかどうかっていうのは、別なんですけどね。僕にとって(笑)」
と複雑な心中も明らかに。さらに、共演者についても、
「(上戸彩は)若いね。あれいくつだろ? 若いよね。ラブコメディーだから、結ばれたりするのかな? 13歳差って無理ない? だって上戸から見たらお兄ちゃんじゃなくておっさんでしょ? 普通に」
とコメント。また、会話の中で意外にも同い年だということが分かった谷原章介について、
「お兄さんに見えない? 完璧にお兄さんでしょ。あの人すっげぇちゃんとしてる。スマートだしさ、かっこいいし、身長180(笑)。参っちゃうよね」
などと独自の視点で語ったが、いずれもまだまだ距離感がありそうだ。
しかし、かつて共演した松本人志や今井雅之など、ドラマをきっかけに交友の輪が広がったことも少なからずあるのだから、この和気あいあいとした現場で、ドラマ裏での人間関係が変化する可能性もある。ドラマの内容はもちろん、そちらもなんとなく楽しみだ。
暗い役の方がハマるのはなぜ?
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