大人になりすぎた上戸と、空気を読まない堀北の”夢の競演”
今回ツッコませていただくのは、4月9日に放送された『とんねるずのみなさんのおかげでしたSP』(フジテレビ系)。
スペシャルということもあって、「新・食わず嫌い王決定戦SP」には、WBC連覇の立役者・中島裕之(西武ライオンズ)と上戸彩という豪華ゲストが登場。
さらに、番組21周年記念として、過去の秘蔵VTRを紹介したコーナーには、堀北真希が参加。
上戸と堀北は、ともに20代前半のピカピカの若さだが、気になったのは、二人の「大人度」「芸能人度」の違いだった。
というのも、上戸といえば、これまでうかつな「失言」の多さで知られ、以下のような伝説を多数残している人物。
・「何回も『チ○コ』が言えて超気持ち良かった~」(映画『ピアノの森』に関するスポーツ新聞取材にて)
・『HEY! HEY! HEY!』(フジテレビ系)のクイズ解答で、浜田が放った「チ○ポいじり」発言を「言うてみて」とふられ、堂々とリピート
他にも、多数のH発言・正直発言がネット上でやたらと取り上げられているだけに、この日もつい期待してしまったが、フタをあけてみると、すっかり落ち着いた受け答えばかり。
かつての上戸だったら、「野球? 知らな~い」くらい言いそうなイメージなのに、「WBCはお母さんと箱根に行くロマンスカーの中で観ました」とコメントしたり、石橋の男関係に関する問いにも、無難にコメント。すっかり芸能界にもまれ、「大人力」を身につけてしまった様子であった。
その一方で、いつまでたっても「芸能界」に汚されていない堀北は、すごかった。
過去のVTRコーナーの冒頭で、いつから番組を知っていたかという問いには、「最近……」と身も蓋もない答え。
さらに、芸人たちの過去の映像には、「皆さん大変そうですねぇ(苦笑)……」。
適当に愛想笑いをすることもなければ、石橋の「家に遊びに行っていい?」という執拗な質問にも、本気で困った顔でフリーズ。
周囲の芸人たちに「NO! NO!」と助け舟を出され、ようやく「NO!」と答えるという、あまりに正直すぎるリアクションだった。
いまどき普通の女子大生だって、この手のフリには慣れっこで、もう少し上手な切り返しをするだろうに。
そして、締めくくりは、こんな救いようのないコメントで終了。
「(全然知らないVTRばかりで)もっと早く生まれていれば、もっと楽しめたのに」
着実に芸能界のなかで「大人力」をつけて無難に振舞えるようになった上戸彩ちゃんと、決して芸能界に染まらず、空気も読まない純真な堀北真希ちゃん。
どちらが良いというわけではないが、タレント・女優として、対照的な生き方の縮図を、この番組の中に見た気がした。
(田幸和歌子)
堀北真希にプレゼントしてあげて
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