今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

微妙に足並みがそろわない、ALSOKのCMのメダリストたち

2009/03/13 12:13
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ALSOKの公式HPには詳細も

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎ALSOKのCM
いつも所属アスリートたちが出演している、ホームセキュリティーALSOKのCM。今季もレスリングの吉田沙保里や伊調姉妹、柔道の塚田真希ら五輪メダリストが登場。「沙保里のSはスピード!」「千春のCでチェック!」と、おなじみのレスリングウエアや柔道着姿で呼びかけている。しかしそこはCM。いつもと違い、顔にはしっかりとメークが施されている。慣れないながらも、みんなちょっと女っぷりUP! な感じ。だがその中で、塚田真希だけがいつもと変わらずノーメークなのである。一人だけってのもおかしい話なので、ああ見えて実は入念にメイクアップしているのかもしれないけど。「メークしててあれ」なのか、それとも何かを諦めての孤高なのか。放映されるたび、確かめようとじっくり見ているのだが、どうしても分からない。目尻のまつ毛が若干カールしているような気もするのだが。本当にどっちかわからない。皆さんの目でじっくり見て確認してみて欲しい。


◎夏目三久アナウンサー
出演者が並んで立つ、引きの画ヅラが多い『おもいッきりイイ!!テレビ』(日本テレビ系)。アシスタント役で出演中の日テレアナ・夏目三久は、そこらのタレントよりよっぽど背が高く、明らかに小顔。おまけに顔も可愛いときてるので、隣に立たねばならないタレントたちは戦々恐々。それぞれリアクションにキャラが滲み出ていて面白い。モニターに彼女とのツーショットが映ったとたん、顔の角度を変えたり、脚をそろえ直したりと、容姿のマイナス面をなんとか御破算にしようとソワソワ落ち着きがなくなる眞鍋かをりと大沢あかね。対して森泉は、容姿なら負けじとポージングにばかり意識が行き、トークがおぼつかなくなる。意味なく夏目に微笑みかけるという「いい人キャラ」作戦で容姿の差をごまかそうとする新山千春。なぜか兜を脱ぐKABA.ちゃん。なんの反応もない照英……。
タレントの自我を引き出し、確実に白日のもとに晒し出す、夏目三久は芸能界のリトマス試験紙だ。

◎金賢姫・元死刑囚
あの美しかった石原真理子が45歳であんな感じなのを考えたら、金賢姫・元死刑囚の47歳ってすごい。シワ、シミほとんどなし。あんな変なヅラ被っててあの美しさ。立場上、エステや美容整形にも行ってないだろうし、何もしないであの容姿をキープしてるってのは、黒木瞳もかすむ”ミセスアンチエイジング”だ。タレントと違って、使ってる化粧品とか聞くに聞けないが、みんな興味津々だろうな。きっと口コミで「あの金元死刑囚の愛用コスメ」とか出てくるぞ。絶対。たぶんBBクリーム系統だ。


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今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。

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