堂本剛、改名理由は「空になって”絶対的な愛”を手に入れたい」……!?
2月28日放送のラジオ『FUNKY SPACE SICKNESS』(bayfm78)で、いきなり番組の終了を発表したENDLICHERI☆ENDLICHERI(その後、244 ENDLI-xに改名)ことKinKi Kids・堂本剛。
「ENDLICHERIっていう分かりにくい名前をつけたのは、LOVEなんちゃらとか、なんとかLIFEみたいな感じにしちゃうと重いから。気づいた人だけが、気づく”愛”と”命”のテーマという意味を込めての名前だったんです」(※ENDLICHERIは「ポリプテルス・エンドリケリー・エンドリケリー」というアフリカ産の古代魚に由来し、「たくさんの羽をもつ」という意味があるという)
「ENDLICHERIプロジェクトを通して、奈良に帰る機会が増えました。でも、帰る機会が増えたことで、自分が納得できない、変わり果てた自分に出会うこともあったんです。そこで哀しい目をしたまま写真を撮って、本当の自分はここにいるんだと訴えかける目を見るたび、哀しくて辛くて、悔しくて……もうENDLICHERIとして同じように続けることはできないのかな、と」
と、3年間続いたこのプロジェクトについて振り返りつつ、
「それよりも、もっと上の方から、空になってってくらいのレベルで生きて行けたら……オーディエンスの人たちと”絶対的な愛”を手に入れることができるんじゃないかと。今は大きな自信を持って終わらせるんです。終わりって始まりなんですよ、ボクの中では」
と語り、最終的に、
「この番組を終わらせます。そしてENDLICHERIを、ボクが終わらせます」
と、プロジェクトの終了もきっぱりと宣言した。
この突然の発表に、剛のソロプロジェクトを応援していたファンからは嘆きの声が挙がっていたが、3月2日の深夜0時に公式サイトが更新され、新たな「美我空 my beautiful sky 剛紫」(美我空=ビガク、剛紫=つよしと読む)というタイトルと、4~6月にかけてのツアー決定が発表された。ちなみに、この「美我空」の名は、今年1月より雑誌「BARFOUT!」(幻冬社)の連載名として使用されており、プロジェクトの終了、リニューアルはかねてより剛の心の中で計画されていたものだったようだ。
ちなみに「我空」とは仏語(仏に関する言葉)のひとつ。意味は「人間の身心は因縁によって仮に生成したものであり、永久不変の我がそこにあるのではないということ」(「Yahoo! 辞書」より)だそう。
新たな公式サイトにアップされたメッセージによると(転載不可なため、ご自身の目でぜひチェックを!)、この「美我空」の「空」の字は剛ワールド内では”そら”とも”くう”とも読むようで、仏語とはまったく関係のない造語かもしれない。が、長々と羅列された彼のメッセージ、そして前向きな言葉の数々を見る限り、今回のプロジェクトに現在の剛の強い想いが込められていることだけは確かなようだ。
発売中の雑誌「FINE BOYS」(日之出出版)の巻頭特集「宇宙人に遭いたいIN中目黒&新宿」では、新宿のレコード店で大好きなファンクミュージックのレコードを眺めつつ、
「音楽は知識がどうこうという問題じゃなくて心で受け止めるもの」
「音楽が放つエネルギーを吸収し、自分の中の様々な景色と音を合わせて新しいエネルギーとしてはき出す。心という宇宙が、呼吸を繰り返しているんです」
とアツく語っている剛。大好きな地元・奈良、仏教、空、そして宇宙。彼を取り巻くものはこれからも限りなく深く、大きく、大きく広がってゆく。表現者として葛藤を繰り返し、新たな挑戦を続ける”剛紫”。果たして、彼が求めるものは今回のプロジェクトで実現しうることができるのだろうか……。アイドルとしてのボーダーラインはとっくの昔に越えてしまった彼の今後から、まだまだ目が離せそうにない。
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