相葉雅紀、自宅で植物に愚痴をこぼしながら役作り
嵐・相葉雅紀主演の舞台「グリーンフィンガーズ」が、23日に東京・青山劇場で幕を開けた。相葉が演じるのは、弟を殺した罪で服役している囚人・コリン。罪の意識に悩みながらも、同室の老人・ファーガス(平幹二朗)にガーデニングの楽しみを教えられ、仲間との絆や前向きに生きる大切さに気づく……という感動的なストーリーだ。
座長公演は2年ぶりとなる相葉だが、今回は舞台上での生演奏や、ちょっとしたダンスなど、新たな試みにも挑戦。花粉症による鼻声に苦しみながらも、さわやかな演技を披露し、初日から4回ものカーテンコールにこたえるなど、盛り上がりを見せた。
園芸の才能を開花する役柄とあって、楽屋や家で植物を育てていることを明かし、「毎日話しかけながら、水をあげてます。何を話す? 愚痴ですね」と会見で笑いをとっていた相葉。2月22日付の「日刊スポーツ」のインタビューでは「自然に花に話しかけるのってどんなテンションなのかなって思ってやったのが最初。『眠いな』とか言いながらね。ちょっと伸びた、花が咲きそうじゃん! という気持ちに喜びを感じています」と話し、役作りにも生かせたよう。
また、相葉といえば「志村どうぶつ園」で虎にひっかかれたり、カンガルーに傷つけられたり、キリンに鼻で殴られたりの過酷ロケがおなじみ。チーターに追いかけられたときは見ている側もヒヤヒヤだったが、本人は「追いかけっこして楽しかったよ」とあっけらかん。その反面、前述のインタビューでは、
「(猛獣を相手にするのは)怖いですよ。(略)その日のロケのためにたくさんのいろんな大人が動いて今日この日が迎えられてるって考えると、ちょっと待って、ここで俺が逃げたらこの人たちも意味がないって考えるようにしたら、だいぶいけるようになりました」
と、笑顔の裏に隠した体当たり根性を語ってくれた。そんな根性が気に入られているのか、共演の志村けんとは、プライベートでもたびたび食事やゴルフに連れていってもらう仲。泥酔し、志村の膝枕で頭をなでてもらいながら介抱してもらったこともあるらしく、まるでおじいちゃんと孫のよう?
今回の舞台で共演した平についても「優しくて心の器の大きい人。勉強になる。飲みにも行きました」とコメントしており、誰からも愛されるキャラクターだからこそ、どん底から這い上がって前向きに生きるコリン役がピッタリはまるのかもしれない。舞台は、3月10日まで青山劇場、3月20日から23日まで大阪・梅田芸術劇場というスケジュール。バラエティではなかなか見られない演技者・相葉の姿をぜひ見届けてほしい。
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