「他にもっとないの?」 ”芸人殺し”徹子に、さまぁ~ずがリベンジ!
2月1日、テレビ朝日開局50周年。
そんなわけで、それを記念した各種特番・特集が1月末から組まれているわけだが、『徹子の部屋』も、そのひとつ。加えてこの日から番組開始34年目に突入ということで、2月2日からダブルでめでたいスペシャルウィークに突入した。
今回ツッコませていただくのは、そんなスペシャルウィーク初日、2月2日ぶんの『徹子の部屋』。
ゲストは、この日の夜が『Qさま!!』の特番放送日だった、さまぁ~ずと優香。さまぁ~ずと徹子といえば数年前、三村が「○○かよ!」というそのまんまツッコミでブレイクした時期に『徹子の部屋』に出演したことがあったのだが、そのとき「他にもっとないの?」「こういうのが面白いのね」と、ネタを言わされてはサンドバックのように叩かれ、ついには「……もう、ありません」と三村をうなだれさせたことを覚えている。このころから、「芸人殺し・徹子」という見方が、萌芽したかと思われる。
しかし、今では『リンカーン』や『モヤさま』が絶好調だったり、さまぁ~ずもお茶の間の人気者。そんなリベンジマッチの空気も期待しながら番組を見てみると……。
「大竹さん。ボケご担当でいらっしゃる」
<徹子の法則→まずボケとツッコミの役割をハッキリさせる>こういう基本的なことから入るときは、だいたい徹子ペースで番組が進んでいきやすく、心配なムードに。
本題に入る前に、34年目を祝うVTRコメントが、王さんと北島康介から寄せられ、これに徹子大興奮。たいそうご満悦で、
「もうこれで本当に終わってもいいぐらいね」
終わっちゃったよ! そのあと、ようやく3人の話題に。子どものころの話題になったときに徹子が食いついたのが、大竹がお坊ちゃんで、バイオリンを習っていたというエピソード。「アナタがバイオリンをお弾きになるというので」と、バイオリンを取り出してきた。弾いてみろと。当の大竹はすでに及び腰で、それでも受け取ったのだが、リクエストされた曲は『徹子の部屋』のテーマ曲。そして、弾く大竹。
♪ギゴ~~ ギュル~
ジャイアンの「ボエ~~」というか、伸びまくったテープのようなヘナッとした音。それでもなんとかワンフレーズ弾いたあと、今度は得意な曲として、『キラキラ星』を演奏。こっちはちゃんと形になっており、スムーズに曲が進んでいったそのとき。
「♪ハハハハ~ハァアアアア~~」
徹子が、モーツァルトが編曲したバージョンだという、甲高い歌声で突如コーラス参戦。続いて三村にも同じように歌ってみろと振るのだが、
「ハハハッ! ハハッ」
音楽性皆無。40過ぎのオジサンがバイオリンの隣で笑っているだけにしかならず、今回もやっぱりうなだれる三村。中盤までに大量リードを奪った徹子に、さまぁ~ず最後まで反撃できず、終了。
34年目も、芸人殺しは健在です。
(太田サトル)
未放送分がまたオモシロイんです。
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