アドバイスは「動くな!」──復帰後の山本モナを勝手に占ってみた
――美人でない人=外見オンチが、「美の格差社会」の中で、自分らしく生き抜くためにはどうすればいいのか? そこいらの美人だけが取り柄のエッセイストには書けない建前抜きの恋愛論。
2度目の不倫報道後、謹慎も解除され、ラジオのレギュラー番組で復帰し、『太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中』(日本テレビ)にも出演した山本モナ。
復帰に際しても、ひと騒動あり。周りの人に恵まれているのか、彼女の持ち味なのか、それともメディアにおもしろがられているのか……とにかく気になる存在だ。
以前当コラムで、彼女のことを美人だが「恋愛オンチ」だと書いた(記事参照)。できる、モテ女だが、彼女とつきあってきた不倫男たちは、かなり男を下げている。「どんな男性との熱愛が今後、出てくるかも楽しみ」と思っていたら、新しい彼氏ができたそうだ(「モナに31歳イケメン社長の新恋人!同棲か」1月28日/日刊スポーツ)。
記事によると、今度はシングルの男性。実家は資産家で、約40人が勤務する不動産投資会社のイケメン社長だという。
自身のブログでも、「今、真剣にお付き合いさせていただいております」と交際を認め、相手の男性について「謹慎前も、そして謹慎期間中も、そして今も、私を信じて、私を支えてくれている本当に大切な方です」と伝えている。
わたしは、占いスペース「桜」の店長をやっていて、ここには鑑定歴30年になる駒村慧瓊さんという占い師の方が所属してくれている。
駒村さんは、話題の人をいろいろ占っている。占術は、算哲動態命理学。一言でいえば、生年月日と名前の数霊で解析し、その人の過去・未来の運気を読みとっていく。わたしも一生分の詳しいカルテをつくってもらって、アドバイスを受けている。
駒村さんはアスリートの性格や運気も占っているのだが、たとえば、先日優勝した朝青龍は最後のぴっかり。これから運気がいいのは卓球の愛ちゃんで、3年はいいとのこと。大活躍中の石川遼くんは、残念ながらこれから2年スランプ。でも、その後、また飛躍の時期がやってくるという。
余計なお世話ながら、山本モナが「脱・恋愛オンチ」女を目指すにはどうすればいいかを占ってもらった。駒村さんに「山本モナを占ってください」と言ったら、「山本モナって?」と言われ、彼女のことを知らなかった。
まず、算哲動態命理学から出したモナの性格である。
「彼女と初めて会った人は、整った品のよい、立派な女性だと感じます。話すと率直で、ものおじせずハキハキしていて、内面は『個』として確立できており、考え方もしっかりしています。
日々の積み重ねや努力があり、イザという時は力強い乗り越えを発揮します。物事の本質がよくわかっており、自負心があり、誇りがあります。基本的には『自由人』。自説を曲げない頑固さもあり、その彼女の自説は本質を突いています。
思うことをすぐに行動に移しますが、それが間違っていないことが多く、無意識のうちに自信となっています。完全主義者で、自分は完璧だと思っていて、人からミスを指摘されると自分を合理化するため、『ああ言えばこう言う。こう言えばああ言う』状態となる。そこが可愛くない部分で、そのうち人は『もういいや』と思ってしまいます。
男は徒手空拳でものを掴む『孫悟空』。女は孫悟空を育てる『釈迦の手』。彼女はその手が壊れています。そのため、男を呑んで、ナメてかかるところがあり、小バカにしているところもあります」(駒村慧瓊)
山本モナは、男を手の平にのせコロコロ転がすタイプで、頭の悪い人間は嫌いで、ダメだと思ったら、バッサっと切り捨てる。
彼女が「恋愛オンチ」というのは、当たっているではないか……。
彼女の欠点について、駒村さんは「自由に活動するためには、自分の足下を支えてくれるものが足りません。それは、支援者、応援者、父性愛的なもの、スポンサー、銀行などで、社会的活動の基盤となり、自分が寄って立つところとなるものを大事にしないので、足りないものとなっています」
総合的に見れば、言うことも言い、やることもやり、実力もある女性。なまじな男より余程役に立ち、頼りになる存在。しかし、このまま生身のまま進んでいけば、いずれ回転ストップとなる時が来て、ここが、彼女の一番心配となる点だとか。
追い風状態だった2006年までの運気と変わって、現在は、自分はしっかりしているつもりでも先が見えておらず、物事が思うように動いてくれず、「対人関係・対社会的活動」と言ったものに支障をきたしやすい状態に入ってきているという。
今年09年は、アメンボー的でうわついたことに振り回されて、軽薄な言行が多くなり、不信を招き、行き詰まってしまう年。今まで隠れていたものが明るみに出て、自信が揺らぐ年でもあり、不利な状況は必ずやってくる。スキャンダラスな臭いがするので、そこにメディアが寄ってくるとか。
彼女にとって、けっこうシビアな年になりそうです。
駒村さんからのアドバイスは、「こういう時は、しゃべらず、動かずの状況に応じて対応することが一番の対策。積極的に動こうとすれば、飛んで火に入る夏の虫状態が待っています」
具体的注意事項は、見栄を張らない。格好をつけない。風評にのらない。アドバイス通り、しゃべらず、動かずが、自由度が高い彼女にできるかどうか。
インタビュー記事には「子どもがほしい」と言っていると出ていたが、彼女は男を除いてモノを育てるのが上手で、子ども、動植物、音楽・語学などもよく、それで自分が豊かになるそうだ。その点、子育てはよいのかも? だが、その前に、男を「ダメだと思ったら、バッサっと切り捨てる」タイプのようだから、そこがクリアできるかどうかもポイント。
駒村さんから、子育ても「あーでもない、こーでもない」といじくって、本人の人格を壊さないようにとアドバイス。
「脱・恋愛オンチ」対策を勝手に占ってみました。山本モナさん、当たっているでしょうか?
山中登志子(やまなか・としこ)
1966年生まれ。編集家。占いスペース「桜」(新宿西口)、「通販あれこれ」経営。お茶の水女子大学卒業後、リクルート「就職ジャーナル」、「週刊金曜日」編集部に在籍。200万部ベストセラー『買ってはいけない』の企画・編集・執筆者。『外見オンチ闘病記』(かもがわ出版)出版後、外見オンチ応援カウンセラーとして活動開始。最新の共著に、スピリチュアルカウンセラーの”ホンモノ度”を格付けした『第2の江原を探 せ!』(扶桑社)がある。(※占いスペース「桜」でご予約の際、「サイゾーウーマンを見た」と言っていただいた方は、どの先生の鑑定も10%OFFになります)
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