コラム
外見オンチ応援カウンセラーの「脱・恋愛オンチ」 第5回

勝ち組男に口説かれまくる「山本モナ」が超「恋愛オンチ」な訳

2009/01/08 12:00

やっぱり美人ですよね~

――美人でない人=外見オンチが、「美の格差社会」の中で、自分らしく生き抜くためにはどうすればいいのか? そこいらの美人だけが取り柄のエッセイストには書けない建前抜きの恋愛論。

 元巨人で現在日本ハムの二岡智宏選手との不倫報道で、無期限謹慎中だった山本モナが半年ぶりに仕事復帰することを先月25日、所属事務所のオフィス北野が発表した。

 2006年9月に民主党の衆議院議員と路上チュー不倫を撮られ、TBS『NEWS23』を降板。フジテレビの情報番組『サキヨミ』では、復帰した晩に五反田のラブホテルに二岡選手と行って激写されているから、かなり脇が甘い。

 ラブホ不倫報道後の山本モナの釈明文は以下。


「勢いでキスを迫られたりもしました」「二岡さんに何度もホテルで飲みなおそうと言われ、お断りしましたが、路上で揉めるのも目立つと思いやむなく入りました。そこでは、本当にお酒を飲んだだけで、他には何もなかったと天に誓って申し上げます。しばらくして、私は二岡さんを残して先に出ました」

 ラブホテルで何かあってもなくても、どっちでもいい。そんなに嫌だったら、断ればよかっただけ。それを、相手に迫られた”いい女”自慢をしながら、言い訳しているから、二岡選手も困った女をくどいてしまったようだ。

 山本モナは「美のヒエラルキー」上位組にいる。テレビで見ると顔が大きめだと思ってしまうのだが、おそらくほかの女性タレントたちが小顔すぎるから、大きく感じるのだろう。わたしと比べたら、もちろんかなりの小顔だ。

 彼女は『NEWS23』のキャスターでかっこいい女性を目指していたのだろうが、不倫報道後、報道からバラエティへとシフトした。『ロンドンハーツ』の”格付けし合う女たち”にも出演していたが、がんばりすぎていて、見ていてキツかった。バラエティは面白キャラの領域で、彼女には似合わないのである。

 報道、バラエティと仕事が巡ってくるのも、彼女の素のキャラの魅力だろう。だが、メディアが新しいキャラで左右にリベンジをはかってくれたものの、二度目の不倫報道で、キャスター復帰もふいにしてしまい、かっこいい系でのリベンジでもつまづいた。

 不倫報道をされてしまった女性キャスター、アナウンサーもかなりいる。その後、不倫相手と結婚した女性もいれば、いまもキャスター、アナウンサーを続けている女性も多い。

 国会議員、巨人の野球選手と相手の影響も多分にあるだろうが、彼女がキャスター続行できなかったのは、仕事にしても恋愛にしても「はっきりしない」女性だからだ。

 かっこいい系を目指すのであれば、奔放さ、不特定多数の男のにおいをさせてはいけない。一方、面白キャラに、もてる、まじめなセックス話は似合わない。かといって、「不倫は文化」と言い切れるキャラでもないし、悪女イメージにもほど遠い。もはや、かわいい系キャラは難しい。

 年齢も微妙だし、報道番組でもバラエティでも、中途半端な立ち位置だ。

 「外見オンチ」のわたしからみても、超「恋愛オンチ」。不倫とはいえ、国会議員、巨人の選手と世間的には勝ち組男と付き合えているのに、ますます女を下げているのは、はっきりしない、よくわからない女だからである。

 二度の不倫報道後、どうやってリベンジするのか、キャラ変えをするのかと思っていたら、経営学修士(MBA)資格の取得を目指しているという報道がされていた。

 今回の復帰について、「私の無自覚な行動から、番組や関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしましたことを大変申し訳なく思い、謹慎期間中に改めて深く反省いたしました」「今後は厳しく自身を律し、再度このような事態を引き起こさない事を皆様に誓います」とブログでまじめなコメントを出しているが、はたして、三度目の正直となるのか。MBA取得も目指し続けるのか。

 ここまで色がついてしまうと、「はっきりしない」キャラをリベンジさせて、”商品”として売り出すにはかなりのプロデュース力がいる。

 今後、男性中心の日本型メディアでどう生き残っていくのか、あるいはどう消費されるのか。また、どんな男性との熱愛が今後、出てくるかも楽しみ。

 復帰第一声は、二岡選手と何もなかったという告白でもはじまりそうだ。

山中登志子(やまなか・としこ)
1966年生まれ。編集家。占いスペース「桜」(新宿西口)、「通販あれこれ」経営。お茶の水女子大学卒業後、リクルート「就職ジャーナル」、「週刊金曜日」編集部に在籍。200万部ベストセラー『買ってはいけない』の企画・編集・執筆者。『外見オンチ闘病記』(かもがわ出版)出版後、外見オンチ応援カウンセラーとして活動開始。最新の共著に、スピリチュアルカウンセラーの”ホンモノ度”を格付けした『第2の江原を探 せ!』(扶桑社)がある。(※占いスペース「桜」でご予約の際、「サイゾーウーマンを見た」と言っていただいた方は、どの先生の鑑定も10%OFFになります)

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最終更新:2019/05/17 21:04
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