[ジャニーズ最新言行録]

木村拓哉、故・緒形拳を「人生の師匠」と語る

2009/01/01 08:00

俳優・木村拓哉の中に緒形拳が残したもの
とは…

 12月31日に放映されたNHK『紅白歌合戦』で、10月に死去した俳優・緒方拳さんの追悼コーナーに出演したSMAP・木村拓哉。厳しい闘病生活の中でも、最後まで弱音をはかずに撮影現場に臨んだ緒方さんの役者魂に敬意を表し、「僕の役者としての、そして人生の師匠として、大きな糧を与えてくださいました」と天国へメッセージを送った。

 SMAPコンサートの大阪公演で訃報を聞いた際、ファックスで「大好きな役者さんが、また1人いらっしゃらなくなって、さみしい気がいたします。自分としては、少しでもお仕事をご一緒させていただいたことを誇りに思います。ただただ残念です」と、死を悼んだ木村。


 97年に放送されたドラマ『ギフト』(フジテレビ系)では父と息子役として、また、映画『武士の一分』では剣の師匠と弟子役としてふたりは共演を果たした。映画のロケが行われていた最中、木村はこんなエピソードを自身のラジオで語っていた。

「今日、緒方拳さんと一緒に剣術の稽古をして来ました。(中略)緒方さん、まっすぐな目で『どうだ、楽しいか?』って聞くんですよ。まっすぐな目をしたまま『どうだ、これ、楽しいか? いま』って。だから『楽しいです』って答えたら、『良かった。そういう顔してるよ』って言われて……」(06年1月13日放送『What’s Up SMAP 』より)


 映画での共演後、様々なマスメディアの取材に対して「(木村くんは)いい役者だと思う。目がいい」と語っていた緒方さん。彼が木村の目の中に、どんな光を見出したのか、今となっては聞くこともできない。しかし、芝居にかける真摯な情熱とその姿勢は、今後も、役者としての木村拓哉に大きな影響を与えるに違いない。

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最終更新:2012/07/30 21:02