それでいいのか!? 中山秀征、一番の話題は「子だくさん」
今回ツッコませていただくのは、12月11日放送の『スタジオパークからこんにちは』。
ゲストは中山秀征。日テレの帯番組『ラジかるッ』で司会をしているので、毎日のようにテレビに出ている顔ではある。しかし、今トーク番組で、中山秀征に何を語ってもらうのか。見ている側も、語ってもらいたいことはあるのか。とりあえず、湧く興味はない。ちょうど同じ日、この数時間前の『ラジかるッ』で、ヒデと井森美幸が群馬の親善大使に選ばれたというニュースを見た。そのニュース、本人はご満悦のようだったから、そういった話あたりか。
番組冒頭、毎回メインのテーマぽいものがテロップで流されるのだが、画面右下に出たのは、こんなものだった。
<4人の息子のパパ 中山秀征の子育て大公開!>
武内陶子アナが「ヒデちゃんすっごいマイホームパパでいらっしゃるそうなんですよ」と、おだて、それに「いやいやそんなことは」と、謙遜するヒデちゃん。稲塚貴一アナも「中山さんの子育て話を、しっかりとうかがおうと思います!」と張り切ってくれ、番組は始まった。
少し眉間にシワを寄せて、ちょいダンディ面しながら語るときが、ヒデちゃんのとっておきのギャグトークの合図だと筆者は思っているのだが、そこで飛び出したのが、「小学校高学年から、女性とのツーショット写真を撮らない主義だった」というもの。その理由はといえば、のちに「かつての恋人」なんかの扱いで、写真が出たりすると困ると、当時から思っていたから。この絶妙な的の外し方に、思わず陶子アナも、「つくってないですか!?」とツッコんでしまっていたが。本人も「意志の強さでしょうね」と、幼いころから自意識が強かったことは、よく分かった。
いよいよ結婚、パパへという「本題」に移っていく。どんな「中山秀征流子育て」があるのかと楽しみにしてたのだが、日ごろやってることは、おおまかに言えば、朝、子どもを保育園に連れていくことと、一緒に風呂に入ること。あとは絵本の読み聞かせ。かなり「普通」じゃないのか。確かに子ども4人は多いが、「やらざるを得ないという状況ではあるんですけどね」というほどの育児参加でもないような気がする。毎日このぐらいのこと、普通にやっているお父さん、相当いるだろう。
しかも、こんなことを、たっぷりと時間をかけて解説してくれる。しかし、残念ながらとっても「普通」のことなので、それを広げても、ただただ薄っぺらくなっていくしかない。
でもまあ、ヒデちゃんが満足しているのなら、それはそれででいい。売れっ子タレントなのに、こんなに時間を割いて子どもと過ごす時間を作っているのも、偉い。素晴らしいパパだ。
トークが進んでも進んでも、話は子どもと妻のことになる。陶子アナも、話のキリがいい場面で、「この10年で4人のお子様にも恵まれ」と、またここに戻しちゃって、「一番上のお兄ちゃんは……」と、子どもたちの近況がまた順に語られる。なんだか近年表舞台から遠ざかっていて、家庭のことぐらいしか話題がないタレントのトークみたいで、とても毎日テレビに出てる人相手とは思えない。
終盤の質問コーナーに寄せられた、視聴者からの質問までもが、「五人目のご予定は?」というもの。もういいよ。そこにまた、「予定は未定でして」と、小さいギャグもかまされる。
本当に宣言通り、中山秀征の子育て話をしっかり聞かされてしまったのでした。
(太田サトル)
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