アメリカで大流行! セレブ御用達の”エネルギードリンク”とは?
パーティ・アニマルのブリトニー・スピアーズやリンジー・ローハンなどの若いセレブのハチャメチャな行動は、もしかしたら”飲み物”のせいかもしれないと、ファッションや健康情報の女性向けポータル「ブラッシュ(Blush)」が伝えている。
その飲み物とは、「レッドブル」「スパイク」「シューター」「ロックスター」といった「エネルギードリンク」のこと。アメリカでは2005年に大ブレイクし、昨年度には54億ドル級の市場に拡大している。ハリウッドスターやセレブも愛飲し、クラブやバーを中心に若者層に人気がある。
エネルギードリンクとは、カフェインやリボフラビン他、L-アルギニン、L-カルニチンなどのアミノ酸、高麗人参、ガラナ、マリアアザミ、イチョウの葉などのハーブ、イノシトール、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンなどの疲労回復成分が配合された飲料の総称。
上に挙げたようなエネルギードリンクの中には、カフェインが多く含まれている。例えばブリトニーが飲んでいるのを目撃されているのがレッドブルで、このドリンクにはエスプレッソ1.5杯分のカフェインが入っている。日本でも今年の9月から販売されているロックスターには2.5杯分、スパイクには何と4.5杯分ものカフェインが入っているのだ。
高いカフェインは瞬間的なエネルギーのスイッチとなり、それが消費者を魅了するのだそうだ。アメリカでは、学生が猛勉強をする時にも、眠くならないようにこれらのエネルギードリンクを利用するという。
しかし、ジャーナル・オブ・アメリカン・カレッジ・ヘルスの新しい研究によると、エネルギードリンクは動悸・発汗を引き起こす作用があり、飲みすぎると、例えば避妊せずにセックスをしたり、麻薬を使用したり、暴力を振るうなど、突発的行動に出る事があり、大変危険だというのだ。
アメリカでは、エネルギードリンクをアルコールと混ぜる飲み方がポピュラーになっているが、カフェインを加えるとアルコールによる酔いがあまり感じられなくなり、これも危険だという。
実は、これらのエネルギードリンクは、日本には60年代からあるリポビタンと似たようなもの。名前こそエネルギードリンク、スタミナドリンクと日米異なるが、アメリカでは若者やセレブに、日本ではくたびれたサラリーマンとおやじギャルに愛飲されるとは、何だか不思議。
少子化が問題となっている日本でこそ、もっと飲まれたほうがいいのかもしれない。
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