木村拓哉、山下達郎から「愛してるよと言って」と頼まれ……
10月1日に発売された、竹内まりやデビュー30周年記念ベストアルバム「Expressions」。このアルバムにも収録されている「今夜はHearty Party」(95年11月リリースの25thシングル)という曲の中に「今度こそ本当の素敵な恋つかまえよう キムタクさえもかすむような男」というフレーズがあり、それが縁でSMAP・木村拓哉がコーラス&セリフで参加している……というのはワリと有名な話なのだが、この曲を収録した当時の裏話を10月31日放送のラジオ「WHAT’S UP SMAP!」で木村本人が語った。
竹内本人のライナーノートによると、「キムタク」というキーワードを入れた歌詞なら、本人の台詞が入れば面白いだろうと考え、事務所にダメ元で依頼したところあっさり快諾。数日後、木村本人が四輪駆動車を運転し、たったひとりでふらりとスタジオにやってきたという。
曲の冒頭、「ねぇ、パーティへおいでよ」をはじめ、10テイクほどのセリフは難なく撮り終え、その後、コーラスにも参加。当時の木村は、若干22歳。左側に山下達郎、右側に竹内まりやという大御所に挟まれ、普通なら萎縮してしまってもおかしくない状況だが「オレ、真ん中で、やったんですよ。1本マイクで。そうなったらもう、楽しむしかないじゃないですか♪」と平然と参加したというから、さすがだ。
ラスト、ディレクター席に座った山下達郎から「あともうひとつ頼みたいんだけど……『愛してるよ』って言ってもらえるかな?」と依頼され、「『愛してるよ、ですか!?』っていう、ね、気持ちにはなったんですけど、断る理由、まずないんですよ。なので『あっ、はい』って」と、恥ずかしい気持ちを押し殺しつつ、3テイク、マイクを見ながら囁いたのだとか。
竹内も、この日の思い出を「達郎と3人で、コーラスをしながら、笑顔で踊っているのを見て、やっぱりタダモノではないぞ、と驚かされた楽しい夜でした」と振り返っている。うーん、確かに。当時からキムタクはやっぱり”大物”だったようだ。
そんな竹内とキムタク、現在もメル友で、今年の東京ドームコンにも招待するなど親交は続いているという。この歌詞を書いた当時、竹内はドラマ『あすなろ白書』を見て「キムタク」というキーワードを入れることを思いついたらしいのだが、この曲が13年経った今でも色褪せないのは、キムタクが当時と変わらず「いい男」の代名詞として君臨しているからこそだろう。
「今夜はHearty Party」はクリスマスの時期にぴったりのパーティソング。こんなエピソードを思い出しながら、この曲を改めて聞いてみるのも楽しいかも—-?
そういやもうすぐクリスマスですね。はぁ……
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