「キャバはよくても高級クラブはNG!?」 水商売にも微妙な女心
ドラマなどの影響により、女子高生の将来の夢ランキングでキャバクラ嬢が上位にランクインし、水商売に対する女性の考え方も大きく様変わりしている。実際に、キャバクラに面接に来る女の子の数も、ひと昔前とは比べ物にならないくらい増えているという。
「確かに、応募してくる子は増えましたね。だけど、人気キャバクラ店の女の子はツブ揃いで、面接でも平気でバンバン落とします。ルックスがフツーレベルだと、キャバ嬢になるためには、まずヌキの風俗に入り、お金を貯めてから整形して……で、晴れてキャバ嬢になるという女の子もいますよ」(大阪の風俗ライター)
このキャバ嬢人気と、女の子たちの自由奔放な生活スタイルが重なり、水商売の現場では不思議な逆転現象まで起きているという。
銀座や大阪の北新地といえば、高級クラブやラウンジといった、水商売では最上ランクのホステスが集まるネオン街だったが、最近のキャバ嬢人気で人手不足が叫ばれているというのだ。かつてはクラブといえばキャバクラより上のランクというポジションだったが、このキャリアアップはすでに過去の産物になっているという。
東京や大阪のキャバ嬢に高級クラブへの転身について意見を聞いてみると、「いくら日給が高くても、言葉使いから女同士の関係もキツそうでイヤ」「帰りの送りがないから嫌」「出勤する時の格好も気にしないと怒られるから働きたくない。メイクも実費だし、意外とお金もかかるからキャバで満足」といった声が多かった。
キャバクラでは、時給2300円が最低クラスのギャランティ。だが、労働時間も長いため、日給にすれば安キャバ勤務でも2万円近く。タクシー代やヘアメイク代を必要とするクラブやラウンジのホステスと、ギャランティでは変わらなくなる。
「土曜日はもちろん、日祝祭日でも営業しているキャバもあるから、稼ごうと思ったらクラブより稼げるかも」(大阪・ミナミのキャバ嬢)
不況のおり、元気がなくなったといわれる銀座や北新地だが、上客だけでなく女の子も離れ始めているようだ。
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