サイゾーウーマン芸能テレビテレビツッコミ道場ハリセンボン・春菜を見守る親目線 芸能 [TVツッコミ道場] ハリセンボン・近藤春菜の浮かれぶりを見守る、内村光良の悲しい「親目線」 2013/01/23 11:45 TVツッコミ道場ハリセンボン森三中北陽光浦靖子出川哲朗狩野英孝大島美幸内村光良そうだ旅(どっか)に行こう。テレビ東京マセキ芸能社村上知子森カンナ ハリセンボン公式サイトより 今回ツッコませていただくのは、『そうだ旅(どっか)に行こう。』(テレビ東京系列、月曜放送中)に見る、内村光良の目線。毎回2~3人の芸能人をニセの仕事で呼び出し、突然強制的にほかの仕事を休ませて旅に行かせ、そのVTRをスタジオで見るという番組だ。VTRを見る形式だと、スタジオの音声が視聴者には聞こえないことが多いが、音声をそのまま流す同番組では、ワイプが珍しく「ツッコミ」や「フォロー」など、さまざまな役割を果たしている。 加えて、いつも気になってしまうのは、ワイプで見られる、ウッチャンの「目線」だ。例えば、抜群の安定感を持つ森三中・大島美幸と村上知子が登場した回。オアシズ・光浦靖子との福岡の旅でも、北陽との北海道の旅(ともに12月22日放送分)でも、驚異的なスケジュールで飲食店をハシゴしまくり、人間離れした食欲で食べまくる姿を見るウッチャンは、ただただ爆笑していた。ツッコミもフォローも必要ない、VTRの完成度の高さへの安心感からだろう、ただ「観客」になっているように見えた。一方、同じマセキ芸能社の出川哲朗や狩野英孝が出る回には、温かく見守りつつも、彼らが厚かましい態度を取った時、スベった時などに「すみません(赤面)」と、身内としての謝罪をする。 でも、最も印象的だったのは、ハリセンボン・近藤春菜が仲良しの森カンナという「モデルの美女」と旅した回「ハリセンボン春菜×森カンナ 長崎 笑いを忘れて楽しむシュールな旅」(1月7日放送分)だ。もともと春菜はオシャレやかわいいものが大好きな「乙女」だけに、嫌な予感はしていたのだが……。 「モデルの美女との旅」という華やかなシチュエーションですっかりテンションが上がっているのか、終始ウキウキしている春菜に対し、相手の「美女」の冷たさがどうにも気になる。春菜の空回りぶりを挙げてみたい。 ○タクシーで隣席に座り、森カンナの肩に頭をもたせかける春菜。森カンナは「やばい、まじやめて。まじやめて(真顔)」 ○雰囲気の良い居酒屋で、春菜1人がベロベロに酔い、ヘンな歌を歌う ○春菜の運転でドライブ。春菜は初恋について聞かれ、「小学校1年から6年」と答えるが、「こわっ!」とツッコまれ、真剣なテンションで語り始めると、「もういい?」とぶったぎられる ○望遠鏡を覗きこむ先に、顔を出す春菜。「お前かよ……やめて(真顔)」の一言 ○25万円のスイートルームの予約が取れ、笑顔になった森とハイタッチ ただただはしゃぐ春菜と、冷たい「美女」。これってまるで売れっ子キャバ嬢に頑張って注ぎ込んで、なんとか旅行に誘いだしたものの、手も握らせてもらえない悲しい男みたいじゃないか。さらに、旅の終わりの2人の会話は凍りつく内容だった。 「なんか今回の旅で、本当に頭がおかしい人なんだねって思った(真顔)」(森カンナ)「それはお互い様。それはカンナもね(少し震える声)」(春菜)「じゃあお互いにそういうふうに思い合ってるんだね」(カンナ) この2人、本当に仲良しなんですか……。 VTRを見る限り、けっこう意地悪な人に見えてしまうが、これ、本当は森カンナが悪いわけではないだろう。テレビだということも忘れ、笑いも取らず、1人でテンション高くはしゃぐ春菜に、お友達だって、どう返して良いかわからなかったのだと思いたい(じゃないと、惨めすぎて悲しいから)。 結果、誰も得をしなかった2人旅。そんな冷たくあしらわれる春菜の様子を見つめ、時折「弱い……(苦笑)」「傷ついてる……」などと悲しく微笑むウッチャンの「親心」のような目線が、ただただ悲しかった。 (田幸和歌子) 最終更新:2013/03/29 14:39 Amazon 『ウキウキおまじない』 春菜、もういいからウチらと行こ? 関連記事 テレビ朝日が味を覚えた、「弱者」ぶりっこの計算番組に違和感はるかに捧ぐ!? 相方の留守を預かる春菜に愛の千本ノックとんねるずのセクハラ攻撃に、ハリセンボンが意外な反応!?太陽のように輝く朝ドラヒロインの、人を哀れむ目線のおかしさ浮かれテンションの「AneCan」が“最強にかわいい”と推奨する「ちゅん顔」って? 次の記事 国歌斉唱したビヨンセは口パク? >