圧力がかかっていたのか?

JYJコンサートの広告掲載を新聞社が拒否! その不透明な理由

2011/10/12 08:00
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グループには脱退や契約問題はつきもの

 今週末、茨城県ひたちなか市「国営ひたち海浜公園」で開催予定のJYJコンサート「2011 JYJ UNFORGETTABLE LIVE CONCERT IN JAPAN」。東方神起の”離脱組”ジュンス、ジェジュン、ユチョンの3人の活動を巡って、その裏側では新たなトラブルが勃発していた。

 東方神起は離脱や契約トラブルの結果、チャンミンとユンホの2人で活動中。国内のマネジメントを行うエイベックスにはJYJの3人も当初は所属しており、コンサート活動も行なっていた。しかし韓国の事務所が暴力団と繋がりがあったことを理由に、エイベックスは3人の日本での活動休止を一方的に発表。JYJ側は「契約当初から把握していたはず」と批判を展開し、他事務所のサポートを得て活動を再開。しかし、両社の間では契約を巡り現在も係争が繰り広げられている。

「エイベックスの松浦勝人社長はツイッター上で、JYJの活動を妨害しないでほしいと懇願してきたファンに『妨害じゃないの。契約の問題なの。ということは、約束っていうことさ』と、徹底抗戦を宣言。エイベックスはスポーツ紙などのメディアに対して『JYJを取り上げないように』と要請し、一般メディアからJYJの名前はほぼ消し去られてしまいました」(スポーツ紙記者)

 その後も、あまり報じられることはないものの熾烈な争いを繰り広げていた両者。JYJは新事務所の主催で被災地支援コンサートを行おうとしていたものの、会場側がエイベックスの申し入れにより貸出を中止したこともあった。

 そして今回の茨城公演に関しても、ファンたちの間に衝撃が走る展開が繰り広げられていた。

「メディアにまったく取り上げられないことを危惧したJYJのファン有志が、カンパを募って『茨城新聞』にコンサートの宣伝広告を出そうとしていました。同社も前向きに掲載を検討していたのですが、入稿の直前になって突然、掲載中止の連絡がファンに入ったそうです」(週刊誌記者)


 広告のサイズや掲載費用、文言の確認などを終えた段階で突然の中止要請。その理由として「JYJが係争中であること」「実際に過去コンサートが中止になっていること」、そして「今回の公演に関しても会場に対して抗議の連絡があったこと」が挙げられ、結果として同社の広告掲載基準に反すると判断されたという。

 これにはファンも憤慨で「係争中であることは元から把握していたはず」「エイベックスの嫌がらせでは」と怒りの声が巻き起こった。そこで茨城新聞社関係者に、掲載中止の内情を聞いた。

「過去には記事を掲載した紙面が法廷に持ち込まれた例もあり、我々としては『係争中』であることが一番のネックとなりました。しかし、社内でも議論を繰り返して出した結論ではありますが、個人的には今回の掲載中止は引っ掛かる部分が多々ある。一般人がアーティストの活動を支援するという、非常に珍しく良い機会だったのですが……」

 エイベックスからの横槍に関しては否定した同社。しかし、前出の週刊誌記者は「結果的にエイベックスの勝ち」と話す。

「実際に広告掲載が不可となった理由が『係争中』であるならば、結局エイベックスのネガティブキャンペーンが功を奏したということ。裁判中のアーティストというだけで信用性は著しく低下するし、活動の大幅に制限を受けることに」


 JYJを陰ながら応援することもできないような現状は、いつまで続くのか。今回の広告掲載費用はプール金となり、今後また彼らを応援する企画のために用いられることになるという。ファン不在で続く争いはどのようなエンディングを迎えるのだろうか。

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最終更新:2011/10/12 08:00