サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビューファッションから”すべらない話”まで、ユニークな「PINKY」の春特集 カルチャー [女性誌速攻レビュー] 「PINKY」4月号 ファッションから”すべらない話”まで、ユニークな「PINKY」の春特集 2009/02/25 15:00 女性誌速攻レビューPINKY 「PINKY」09年4月号/集英社 「PINKY」4月号は、ほかのファッション誌と同様、メーンは春ファッション特集。でもユニークな切り口と企画で他の追随を許しません。一つひとつ見ていきましょう。 ■おしゃれ流行最前線! 春、これ買っちゃいなよ! ALLリスト という、ジャニーさんの呼びかけのような特集がメーンです。「CanCam」や「ViVi」のようにオススメのスタイルを軸に紹介するのではなくて、アイテム重視というのが「PINKY」の特徴。かわいらしいアイテムが並ぶので、見ごたえアリです。 ■ものまねコーデでセレブになる! セレブのファッションを参考にしよう! というセレブスナップ記事はファッション誌ではおなじみ。ですが、「PINKY」の場合はセレブと似た格好、同じポーズ、そして後ろに見切れる男性など細部までマネしています。が、そのマネしきれてない具合などが絶妙。やはりモデルといえども、所詮は日本人(かハーフ)。外国人セレブ並みの図々しさやそこから生まれるオーラは、マネ出来っこないのか!? ■Fashion エディター着回し28days 毎回「PINKY」を買う度に一番初めにチェックするのが、着回しページのストーリー。「CanCam」だと、OLの日常に合わせて、「ホワイトデーの待ち合わせに、タカシが遅刻! 信じらんな~い」「残業中に、あこがれの先輩に誘われた」「今日は合コンだからワンピース」で済むのだけど、「PINKY」は一味違います! 主人公のライバル誌「PRINCESS」の編集者として椿姫彩菜が登場するんですが、その名前が「プリンセス椿」って……。天功かい! しかも、親密なカメラマンの名前も「Tomohito.com(トモヒトドットコム)」。えっ、ドットコム!? 今月号の「PINKY」はモノクロページにも、春を感じる「出会い」の企画を用意してくれています。 ■コレ知っとけばつかみはカンペキ!! メンズにウケる、すべらない話 春の出会いに向け、男のコとの盛り上がる話題を紹介する企画。 永遠の名作『ドラゴンボール』からは、 「ベジータの自爆」「オラが相手になってやる!」 というキーワードさえ言えば、必ず盛り上がるというお教えが。前者は、罠にかかってしまったベジータが周囲の人を守るためにとった行動のこと。「男らしさ」をトークテーマにすれば、男のコは盛り上がるということ? 後者は、もはやどの場面でのセリフかが分からない。でも「アニメのモノマネをしながら言うとさらに好感」だそうです。そもそも、ドラゴンボールだったら、やっぱり「オッス! オラ悟空!」じゃないの? など、多少このラインナップに疑問を抱くくらいの知識があれば、問答無用に盛り上がれそうです。 海外ドラマからは『プリズンブレイク』。 「よぉ~、かわいこちゃん」 を、「吹き替え版のモノマネをしながら、呼びかけるとき使って」ということですが、仮に友人が隣でそれをやっていても、やさしく微笑む自信がないかも……。それとも、「PINKY」に出てくるようなかわいこちゃんが言えば「かわいいのにおもしろい。ギャップもサイコー!」という展開になるんでしょうか。顔に自信のある人は、試してみて結果を教えて下さい。お待ちしています! (スライム坂口) 『ドラゴンボール』全42巻 じゃあ、はじめから読み返しますか 【関連記事】 イジリ過ぎ? 30歳の浜崎あゆみ、表紙&インタビュー 【関連記事】 木村カエラやマリエにあなたもなれる!? ハーフ顔を手に入れる方法! 【関連記事】 遠くの梨花より、近くの着回し? 防寒<オシャレで秋を乗り切れ! 最終更新:2010/01/28 17:42 次の記事 ベタな展開に隠された”リアル” NHK『だんだん』が描く夫婦の実像 >